tag:blogger.com,1999:blog-38193663126902628312024-03-14T15:39:02.667+09:00ソフトバンク買収と金融戦略ソフトバンクの株価に関わる内容や、孫正義社長の買収や出資、資金調達など金融戦略について分析します。Unknownnoreply@blogger.comBlogger86125tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-47530166498537311572014-09-19T12:26:00.001+09:002014-09-19T12:26:11.756+09:00ソフトバンク アリババ上場で株価が上がる理由ソフトバンクは、アリババ上場直前に株価が上昇しており、5兆円の含み益が注目されています。ソフトバンクの時価総額は、アリババ株の占める割合が大きいため、株価の影響を受けてますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-gFqr1al42pQ/VBuhnqIJTgI/AAAAAAAATmY/TL3xCoDT1zM/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%2B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4%E3%81%A7%E6%A0%AA%E4%BE%A1%E3%81%8C%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-gFqr1al42pQ/VBuhnqIJTgI/AAAAAAAATmY/TL3xCoDT1zM/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%2B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4%E3%81%A7%E6%A0%AA%E4%BE%A1%E3%81%8C%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンクの子会社 アリババ上場</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kogaisha-yahoo-alibaba.html">ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ(6)</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/alibaba-joujou-kaisha-gaiyou-baishu-itiran.html">アリババ上場 会社概要と買収一覧</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、通信やIT関連企業に投資をしており、飛躍的な成長に成功しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、携帯電話事業の収益割合が大きい上に、IT関連企業への投資で株価が上がる会社</u></span></b>になっていますね。<br />
<br />
ソフトバンクのグループ企業は、世界中に多数の会社はありますが、日本国内ではヤフーやガンホーは注目を集めています。ヤフーは、ソフトバンクのインターネット通信や携帯電話事業拡大のための資金源になっただけでなく、ブランドイメージ向上に大きく貢献していますね。<br />
<br />
ソフトバンクは、ガンホー株を孫社長の弟から買い取る事によって、連結子会社化に成功して2013年度決算の利益増加に成功しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、海外投資家に投資会社としてのイメージを持たれているため、買収先や子会社の経営動向が注目</u></span></b>を集めていますね。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンクのアリババ株保有</h2>
<ol>
<li>ソフトバンク2014年3月期売上高 6兆6666億5100万円</li>
<li>ソフトバンク2014年3月期営業利益 1兆853億6200万円</li>
<li>ソフトバンク2014年3月期税引前利益 9323億6700万円</li>
<li>ソフトバンク2014年3月期当期純利益 5861億4900万円</li>
<li><b><span style="color: red;">ソフトバンク2015年3月期決算子会社の上場 アリババの株式を4割保有</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">ソフトバンク2015年3月期決算子会社の上場 アリババ株式の保有継続を明言</span></b></li>
</ol>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/softbank-kessan-2014-eigyou-rieki-1-chou-yen.html">ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円</a>をまとめましたが、アリババのIPO後に34.4%の筆頭株主になり保有継続を表明しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、アリババ上場によって莫大な上場利益を得ることに成功したことが口コミで話題</u></span></b>になっていますね。<br />
ソフトバンクのアリババ出資割合について、報道によって数値が異なっていますが、管理人は下記の点を推測しています。アリババのIPOによる株式新規発行によって、発行済み株式数が増えて、持分割合が低下するのだと思いますが、情報があれば追記します。<br />
<br />
ソフトバンクの孫正義社長は、創業期のアリババに2000万ドルの出資を行っており、会社が成長する資金の原動力になりました。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクのアリババ投資は、株式投資による利益としては過去最高の金額になることが注目</u></span></b>を集めていますね。<br />
<br />
<h2>
(3)アリババのIPO仮条件 ソフトバンクの利益</h2>
<ol>
<li>アリババのIPO条件 60ドルから66ドル</li>
<li>アリババの時価総額 17兆円が上限価格</li>
<li>ソフトバンクのアリババ保有株 約5兆円が上限価格</li>
<li>ソフトバンクのアリババ保有株含み益 約5兆円を占める</li>
</ol>
アリババのIPO仮条件から、ソフトバンクの利益を考えてみましょう。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクの時価総額は、2014年9月19日に10兆円前後になっており、株価が上がっている</u></span></b>ことは注目されています。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a>をまとめましたが、証券会社やアナリストは、アリババの時価総額は10兆円前後を想定していたようです。ソフトバンクの株価は、アリババのIPOによる利益が非常に大きいため、アリババ上場による含み益を織り込んで値上がりしましたね。<br />
<br />
アリババの新規上場は、アリババの業績上方修正によって注目を集めており、IPOの条件が改善しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクの時価総額は、アリババ株の占める割合が大きいため、アリババの同行の影響を大きく受ける</u></span></b>ということですね。<br />
<div>
<br /></div>
<h2>
(4)アリババが株式新規公開の条件引上げ</h2>
<div>
<ol>
<li>アリババのIPO条件引上げ 66ドルから68ドル</li>
<li>アリババのIPO投資家に人気 株価が上がる要因</li>
<li>ソフトバンクの影響 アリババ保有株の含み益が増加する</li>
<li>ソフトバンクの影響 アリババの筆頭株主として世界中で注目</li>
<li>ソフトバンクの影響 アリババの成長により連結決算の利益が増加</li>
<li>ソフトバンクの影響 スプリントの資金調達や投資決定が容易になる</li>
</ol>
</div>
<div>
ソフトバンクの9月株価上昇は、アリババ上場で株価が上がる理由は、株式が企業の成長を不思議に思う方もいると思います。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクはアリババの筆頭株主のため、アリババ上場時の株価が値上がりすれば、株価は上がる要因になる</u></span></b>と言えますね。<br />
<br />
アリババは、IPOの仮条件を公表していましたが、投資家の人気は高いため条件の引上げを行っています。アリババは、直近の決算で売上高と利益の大幅な上方修正を行っていたため、ソフトバンクの株価が上がる大きな理由になっていますね。<br />
<br />
アリババの公開価格は、ツイッターやフェースブックと比較すれば、IPO価格の引上げを低く抑えているという指摘もあります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、アリババ上場直前に株価は値上がりしていますが、上場後の株価によっては株価は変動するため注目</u></span></b>されることになりそうですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-41406746552227879112014-05-12T09:53:00.000+09:002014-09-19T12:44:56.628+09:00アリババ上場 会社概要と買収一覧アリババの会社概要を見れば、ソフトバンクが上場で利益を得ると言えます。アリババの買収一覧を見れば、電子商取引の事業拡大だけでなく、MMFサービスなど金融事業も成功していますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-NYizIZzvYUI/U298khRRC3I/AAAAAAAASrU/btZLIa3_t2M/s1600/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4+%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%A6%82%E8%A6%81%E3%81%A8%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E4%B8%80%E8%A6%A7.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-NYizIZzvYUI/U298khRRC3I/AAAAAAAASrU/btZLIa3_t2M/s1600/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4+%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%A6%82%E8%A6%81%E3%81%A8%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E4%B8%80%E8%A6%A7.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンク決算好調とアリババ株式保有</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/12/softbank-siharai-risoku-gekizou-baishu.html">ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/softbank-kessan-2014-eigyou-rieki-1-chou-yen.html">ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、携帯電話事業の好調により業績を急激に拡大しており、2014年3月期決算は営業利益が1兆円を超えることに成功しました。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクはアリババの株式を保有しており、アリババの上場で株式評価益が数兆円になることが株式市場で注目</u></span></b>されていますね。<br />
<br />
ソフトバンクは、スプリント買収に成功しましたが、銀行融資によって買収資金を調達していました。ソフトバンクの財務は、スプリント買収によって有利子負債が増加しており、支払利息の負担が懸念されていましたね。<br />
<br />
ソフトバンクの財務は、アリババ上場による株式評価益だけでなく、銀行融資や社債の借換を進めており有利子負債の金利は減少傾向にあります。<b><span style="color: red;"><u>アリババの上場は、ソフトバンクの財務改善だけでなく、グループの利益増加にとっても大きなプラス</u></span></b>になっていますね。<br />
<br />
<h2>
(2)アリババの会社概要とソフトバンクの関係</h2>
<ol>
<li>アリババの会長 馬雲(ジャックマー)が元社長</li>
<li>アリババの創業 1999年浙江省のアパートで創業</li>
<li>ソフトバンクとの資本関係 ソフトバンクが約4割を出資</li>
<li>ソフトバンクとの人的関係 馬雲会長はソフトバンク取締役</li>
</ol>
アリババのIPOは、ソフトバンクが決算発表でも項目がありますが、企業間電子商取引サイト25兆円の取引金額のある世界最大の会社です。<b><span style="color: red;"><u>アリババの馬雲会長は、ソフトバンクと資本関係があるだけでなく、ソフトバンクの取締役にも就任していることが有名</u></span></b>ですね。<br />
<br />
アリババは1999年に創業しており、創業から15年で時価総額が20兆円規模になる上場であると言われています。ソフトバンクの孫社長は、アリババに対して多額の出資を行っており、アリババの成功によってソフトバンクは大きな見返りを得ることに成功していますね。<br />
<br />
アリババは、ソフトバンクの出資を受けていますが、馬雲会長はソフトバンクの取締役に就任しています。<b><span style="color: red;"><u>アリババ日本法人は、アリババとソフトバンクの共同出資によって運営されており、ソフトバンクにとっては恩恵の大きいグループ企業である</u></span></b>と言えそうですね。<br />
<br />
<h2>
(3)アリババの企業規模</h2>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-uHjcECyW2cw/U2-AlSgpGjI/AAAAAAAASrg/Nu3rtGDGtrE/s1600/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4+%E7%AB%B6%E5%90%88%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%9B%8A%E6%AF%94%E8%BC%83.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-uHjcECyW2cw/U2-AlSgpGjI/AAAAAAAASrg/Nu3rtGDGtrE/s1600/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4+%E7%AB%B6%E5%90%88%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%9B%8A%E6%AF%94%E8%BC%83.jpg" /></a></div>
<ol>
<li>中国のネット通販市場 30兆円規模</li>
<li>アリババを常時利用するユーザー 2億3100万人</li>
<li>アリババの取引額2013年 1兆5420億元 約25兆円</li>
<li>アリババの純利益2013年 3516億円 イーベイとアマゾンの合計よりも多い</li>
<li>アリババの売上高2013年4月から12月 404億7300万元 前年同期比56.6%増加</li>
<li>アリババの純利益2013年4月から12月 175億3300万元 前年同期比400.0%増加</li>
</ol>
アリババ上場、会社概要と買収一覧について、2014年5月8日の日経が報じているので見てみましょう。。<b><span style="color: red;"><u>アリババの取扱高と純利益は急激に増加しており、アメリカのイーベイとアマゾンを合計した金額よりも多い</u></span></b>ことが分かりますね。<br />
<br />
アリババの売上高と純利益は、2013年4月から12月は前年同期比で大幅に拡大しており、会社の成長は続いています。アリババの新規上場が、株式市場で大きく評価されているのは、企業規模だけでなく成長性が評価されていると言えますね。<br />
<br />
アリババは圧倒的な市場シェアを生かして、電子商取引だけでなく金融など幅広いサービスの拡大を続けています。<b><span style="color: red;"><u>アリババは通販市場の取扱高が急速に増加していますが、高い知名度を生かして通販市場以外の市場でも積極的な経営</u></span></b>を行っていますね。<br />
<br />
<h2>
(4)アリババの買収や出資一覧</h2>
<div>
<ol>
<li>ミニブログ 新浪微博 約590億円</li>
<li>動画配信 優酷土豆 約1100億円 16.5%出資</li>
<li>映画ドラマ 文化中国伝播集団 約830億円 60%出資</li>
<li>地図情報サービス 高徳軟件 約1540億円 アリババの完全買収で合意</li>
<li><b><span style="color: red;">物流分野 アリババの投資計画 1兆6000億円の投資計画で子会社設立</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">物流分野 家電大手の海爾集団(ハイアール)傘下の物流企業に出資 370億円</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">百貨店 銀泰商業集団 9.9%出資 転換社債と出資金額をあわせて710億円を投資</span></b></li>
</ol>
</div>
アリババは電子商取引の大手ですが、買収や出資してる分野を見れば、電子商取引以外の分野でも多額の出資をしていることが分かります。<b><span style="color: red;"><u>アリババが電子商取引大手としてだけでなく、上場で中国有数の時価総額の規模になりますので、知名度向上による収益拡大</u></span></b>が見込めそうですね。<br />
<br />
2014年5月6日終値ベースで、中国の時価総額ランキングトップはペトロチャイナ2033億ドル、時価総額ランキング2位はチャイナモバイル1885億ドルになっています。アリババの上場によって、時価総額が2000億ドル規模になれば、中国で時価総額が2位の会社が誕生することになりそうですね。<br />
<br />
アリババの買収や出資一覧を見れば、インターネット関連企業やコンテンツに対して、多額の出資を行っているように見えます。<b><span style="color: red;"><u>アリババは、電子商取引市場の拡大を予想しており、さらなる市場拡大に備えて効率的な物流網の整備を積極的に行う経営方針である</u></span></b>と言えますね。<br />
<br />
<h2>
(5)アリババの借入金返済</h2>
<ol>
<li>アリババの大株主 ヤフーが2005年に出資</li>
<li>アリババの大株主 ヤフーが10億ドルで4割取得</li>
<li>アリババの資金調達 ヤフーの保有株式の半分を約76億ドルで買い上げ</li>
<li>アリババの資金調達 2012年に中国・欧州・アジアの金融機関から40億ドル調達</li>
<li>アリババとヤフーの関係 馬雲会長とヤフー創業者ジェリー・ヤンは親交があった</li>
<li>アリババとヤフーの関係 ジェリー・ヤンの引退によりヤフーとの関係が希薄化している</li>
<li>アリババとヤフーの関係 アリババはIPOの資金でヤフーとの関係解消に充当する見込</li>
</ol>
アリババの大株主には、ソフトバンクと米国ヤフーがおり、多数の株式を保有しています。<b><span style="color: red;"><u>アリババは、ヤフーのジェリー・ヤンがCEOから退いたことで、資本関係だけでなく人的関係も希薄化している</u></span></b>ようですね。<br />
<br />
アリババの株式公開は、時価総額が20兆円と巨額ですので、市場から約2兆円の資金調達になる可能性があるようです。ヤフーが保有するアリババ株式20%は、時価総額20兆円ならば4兆円の価値があるため、アリババがは安価な買い上げに成功したと言えそうですね。<br />
<br />
アリババの株主構成を考えれば、ソフトバンクとヤフーは大株主でしたが、ヤフーの株式売却により影響力は低下しています。<b><span style="color: red;"><u>アリババが、ヤフーの保有するアリババ株式の買い上げを続ければ、ソフトバンクの影響力が上昇</u></span></b>しますね。<br />
<br />
<h2>
(6)アリババの経営戦略</h2>
<ol>
<li>アリババの戦略 ネット時代のインフラ企業になる</li>
<li>アリババの戦略 電子商取引、物流、金融を重視する</li>
<li>アリババの投資戦略 インターネット関連企業への投資</li>
<li>アリババの投資戦略 電子商取引推進のため物流への投資</li>
<li>アリババの金融戦略 支付宝(アリペイ)の余額宝(Yu'E Bao)</li>
<li>アリババの金融戦略 余額宝 2013年6月に開始のオンラインMMF</li>
<li>アリババの金融戦略 余額宝 2014年1月15日の顧客数 4900万人</li>
<li>アリババの金融戦略 余額宝 2014年2月26日の顧客数 8100万人に拡大</li>
<li>アリババの金融戦略 余額宝 2014年3月2週までの残高 814億ドル 約8兆円規模</li>
<li>アリババの金融戦略 余額宝は金利6% 1年物定期預金の上限金利3.3% 普通預金0.35%程度</li>
</ol>
アリババの経営戦略は、ネット時代のインフラ企業になることであり、電子商取引や物流だけでなく、金融を重視しているようですね。<b><span style="color: red;"><u>アリババのMMFである余額宝は、急速に拡大しており、1年経たずに8100万人の顧客数を獲得した後も拡大</u></span></b>を続けています。<br />
<br />
アリババは、企業間電子取引サイトだけでなく、個人向けネット通販サイトや共同購入サイトを運営して事業を拡大しています。アリババの金融事業は電子商取引に関連する決済だけでなく、オンラインファンドの余額宝の成功によって金融サービスが拡大していますね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/09/softbank-alibaba-kabuka-agaru.html">ソフトバンク アリババ上場で株価が上がる理由</a>をまとめましたが、投資家の期待の高まりによって、新規公開価格は高く再設定されています。アリババのIPOは、過去最大規模になるといわれており、アリババは多額の資金調達による成長路線が注目を集めそうですね。<br /><br />アリババの上場は知名度が向上しますが、ソフトバンクという40%株式保有の安定株主を得ながら、1兆円を超える資金による新たな投資で競争力向上に繋がります。<b><span style="color: red;"><u>アリババは、電子商取引の事業強化だけでなく、新たなオンラインMMF市場においても強い競争力</u></span></b>がありますね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-53532914485715769962014-05-10T01:10:00.000+09:002014-09-19T12:46:34.440+09:00ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円ソフトバンクの決算は、2014年3月期に営業利益が1兆円を超えました。ソフトバンクは営業利益の金額が携帯電話会社で1位となっており、2015年3月期も営業利益1兆円超を目標にしていますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-7-5RD1R0sso/U2zlVbyW7EI/AAAAAAAASqc/7Gy3L0rfb3E/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B1%BA%E7%AE%972014%E5%B9%B4%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%88%A9%E7%9B%8A1%E5%85%86%E5%86%86.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-7-5RD1R0sso/U2zlVbyW7EI/AAAAAAAASqc/7Gy3L0rfb3E/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B1%BA%E7%AE%972014%E5%B9%B4%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%88%A9%E7%9B%8A1%E5%85%86%E5%86%86.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンク業績と資金繰り</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-2013-kessan-rieki-kako-saikou-riyu.html">ソフトバンク2013年決算で利益が過去最高の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-kessan-2013-7-1-rieki.html">ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/12/softbank-siharai-risoku-gekizou-baishu.html">ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、ボーダフォンジャパン買収により携帯電話事業に参入しており、1兆円以上の買収は大きな賭けと言われてきました。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、iPhone販売とホワイトプランによって業績拡大が続いており、2013年決算の利益は過去最高</u></span></b>になっていました。<br />
<br />
ソフトバンクは、2013年から2014年にかけて業績が好調であり、2013年第1四半期決算の利益も拡大が続いていました。ソフトバンクは携帯電話事業だけでなく、パズドラのガンホー、ウィルコムやイーモバイルの子会社化なども行っており、買収による事業拡大を続けていますね。<br />
<br />
ソフトバンクの子会社でヤフーが有名ですが、中国のアリババが上場を申請しており、グループの規模拡大が続いています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、銀行融資によってスプリント買収を決断していますが、借金が増加する中で新しい成長に成功するのか注目</u></span></b>されていますね。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンク2014年3月期決算</h2>
<div>
<div>
<h3>
ソフトバンク2013年3月期決算の概要</h3>
</div>
<div>
<div>
<ol>
<li>ソフトバンク2013年3月期売上高 3兆2025億3600万円</li>
<li>ソフトバンク2013年3月期営業利益 7993億9900万円</li>
<li>ソフトバンク2013年3月期税引前利益 7155億0400万円</li>
<li>ソフトバンク2013年3月期当期純利益 4378億3700万円</li>
</ol>
</div>
</div>
</div>
<h3>
ソフトバンク2014年3月期決算の概要</h3>
<ol>
<li><b><span style="color: red;">ソフトバンク2014年3月期売上高 6兆6666億5100万円</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">ソフトバンク2014年3月期営業利益 1兆853億6200万円</span></b></li>
<li>ソフトバンク2014年3月期税引前利益 9323億6700万円</li>
<li>ソフトバンク2014年3月期当期純利益 5861億4900万円</li>
</ol>
<div>
ソフトバンクの決算は、2013年3月期決算と2014年3月期決算を比較して見てみましょう。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは売上高が携帯電話事業を中心に急速に拡大していましたが、売上高が倍増しており、営業利益が1兆円を超えている</u></span></b>ことが分かりますね。</div>
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a>をまとめましたが、スプリントを216億ドルで買収合意しており、為替予約分と合わせて1兆8000億円を投資しました。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/10/supercell-bright-star-softbank-baishu-riyu.html">スーパーセルとブライトスター ソフトバンク買収の理由</a>を見れば、ソフトバンクモバイルとスプリントなどの通信会社だけでなく、携帯端末やアプリ事業にも投資していることが分かりますね。<br />
<br />
<div>
ソフトバンクの2014年3月期決算を見れば、国内のガンホーやウィルコム買収だけでなく、買いが企業買収で売上高が急速に拡大しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは売上高拡大だけでなく、営業利益が1兆円を超えており、業績拡大を続けている</u></span></b>ことが分かりますね。</div>
<div>
<br />
<h2>
(3)ソフトバンク2014年決算の特徴と比較</h2>
<ol>
<li>ソフトバンク2014年決算営業利益 36%増加</li>
<li>ソフトバンク2014年決算営業利益 1兆円超が初</li>
<li>ソフトバンク2014年決算営業利益の比較 トヨタ自動車とNTTに次いで3番目</li>
<li>ソフトバンク2014年決算当期利益の比較 NTTドコモ4647億円を初めて超える</li>
</ol>
ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円の内容について、2014年5月8日の日経が報じているので、ソフトバンクの決算発表資料と合わせて見てみましょう。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンク2014年3月期決算は、営業利益がトヨタ自動車とNTTに次いで日本3番目</u></span></b>になっていますね。<br />
<br />
ソフトバンクの孫社長は、NTTドコモやKDDIと利益水準を比較することが、決算発表などのときによくありました。ソフトバンクは通信事業が売上高と利益の大部分を占めているので、移動体通信事業で比較すれば分かりやすいのでしょうね。<br />
<br />
ソフトバンクとKDDIは携帯電話事業以外の事業を行っていますが、NTTドコモは携帯電話事業の専業ですので単純比較はできないとうい指摘もあります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンク2014年3月期決算は、ソフトバンクとドコモを比較すれば、売上高や営業利益だけでなく当期利益でも上回った</u></span></b>ことが分かります円。<br />
<br />
<h2>
(4)ソフトバンク売上と利益増加の理由</h2>
<ol>
<li>ソフトバンク決算2014年売上増加 ブライトスター2012年売上高 63億ドル</li>
<li>ソフトバンク決算2014年売上増加 スプリント買収の効果が約2兆6000億円</li>
<li>ソフトバンク決算2014年利益増加 株式の評価益 ガンホー買収による評価益</li>
<li>ソフトバンク決算2014年利益増加 株式の評価益 ウィルコム買収による評価益</li>
</ol>
ソフトバンク決算2014年の売上と利益の増加要因について見てみましょう。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、ソフトバンクモバイルの携帯電話事業は好調ですが、M&Aと企業再建によって事業規模を拡大</u></span></b>していますね。<br />
<br />
ソフトバンクは、ブライトスター買収とスプリント買収によって、売上高が2兆円以上増加していますが利益貢献は少ないです。ソフトバンクは、ガンホーとウィルコムを買収しましたが、一時的な株式評価益が利益を押し上げていますね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/09/softbank-alibaba-kabuka-agaru.html">ソフトバンク アリババ上場で株価が上がる理由</a>をまとめましたが、ソフトバンクの株価はアリババ上場により押し上げられています。ソフトバンクの2015年3月期決算は、アリババ株の含み益だけでなく、アリババの成長動向についても注目を集めそうですね。<br /><br />
ソフトバンクは、倒産したウィルコムをスポンサーとして事業再生した結果、通信事業の拡大に貢献しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクが、スプリントの再建に成功すれば、株式評価益や連結利益を通じて事業拡大に大きく貢献する</u></span></b>と言えますね。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクの2015年3月期決算 成長と課題</h2>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-yIdt2UkNCyE/U2zlnWkTeUI/AAAAAAAASqk/-FgsbOgzczc/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B1%BA%E7%AE%972014%E5%B9%B4+%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4%E3%81%A8%E5%88%A9%E7%9B%8A.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-yIdt2UkNCyE/U2zlnWkTeUI/AAAAAAAASqk/-FgsbOgzczc/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B1%BA%E7%AE%972014%E5%B9%B4+%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4%E3%81%A8%E5%88%A9%E7%9B%8A.jpg" /></a></div>
<div>
<br /></div>
<ol>
<li>ソフトバンク2015年3月期決算子会社の上場 アリババの株式を4割保有</li>
<li>ソフトバンク2015年3月期決算子会社の上場 アリババ株式の保有継続を明言</li>
<li>ソフトバンク2015年3月期決算子会社の再建 スプリントの通信網整備とリストラ継続</li>
<li>ソフトバンク2015年3月期決算子会社の再建 スプリントの直近決算は12億円の赤字</li>
<li>ソフトバンク2015年3月期決算の目標 営業利益1兆円 一時的な株式評価益を含まない</li>
</ol>
ソフトバンクの2015年3月期決算は、子会社上場と企業再建が注目を集めています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクの子会社であるアリババは、時価総額20兆円規模の可能性が報じられていますので、上場により株式評価益が増える可能性が高い</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/alibaba-joujou-kaisha-gaiyou-baishu-itiran.html">アリババ上場 会社概要と買収一覧</a>をまとめましたが、ソフトバンクグループの中国市場進出や電子商取引ノウハウを蓄積する上で重要な役割を果たしそうですね。ソフトバンクの2014年3月期決算説明の中でも、アリババのIPOに関連した説明を行っており、ソフトバンクグループの戦略の中でも重視されていることが分かります。<br />
<br />
ソフトバンクの孫社長は、アリババ株式保有の継続を明言していますので、需給バランスが保たれて時価総額の上昇効果があるうえに成長力を評価していると言えます。ソフトバンクのグループ会社上場だけでなく、2015年3月期はTモバイル買収成功による事業規模拡大が反映されるのか注目している方も多いと思います。<br />
<br />
ソフトバンクが、米国の携帯電話事業を成功させるためには、スプリントの経営再建が不可欠であると言われています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクが、スプリント再建とTモバイル買収成功だけでなく、アリババやヤフーなどのグループ会社のシナジー効果で、さらなる企業規模の拡大が続くのか注目</u></span></b>ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-63915999681907831322014-03-29T09:51:00.000+09:002014-03-29T09:51:09.848+09:00ソフトバンク ヤフーにイーアクセス売却理由ソフトバンクが、ヤフーにイーアクセスとウィルコムの売却を行っています。ソフトバンクは、ヤフーに株式売却と融資のリファイナンスによって、4500億円の資金調達と益出しに成功していますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-bpAL07yRth4/UzYWJfdDCOI/AAAAAAAASgs/u6tKGqoGbe4/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF+%E3%83%A4%E3%83%95%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E5%A3%B2%E5%8D%B4%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-bpAL07yRth4/UzYWJfdDCOI/AAAAAAAASgs/u6tKGqoGbe4/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF+%E3%83%A4%E3%83%95%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E5%A3%B2%E5%8D%B4%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンクのイーアクセス買収と売却</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/e-access-softbank.html">イーアクセス株売却先の名前とソフトバンクの目的</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-e-access-rival.html">ソフトバンク イーアクセス買収のライバル</a>(4)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/son-masayosi-e-access.html">孫正義イーアクセス買収の真相</a>(5)</li>
</ul>
ソフトバンクとKDDIはイーアクセスの買収競争を行っていましたが、ソフトバンクはイーアクセス買収に成功しました。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクにとって、イーアクセスの保有するプラチナバンドは、電波品質の工場に不可欠でしたので大幅に顧客サービスが向上した</u></span></b>と言えますね。<br />
<br />
総務省の電波行政は、移動体通信の競争環境を踏まえて、イーアクセスにプラチバンドを割り当てていました。ソフトバンクがイーアクセスを買収すれば、電波行政の前提が破綻するので、総務省が何らかの行政判断を下すのか注目を集めていましたね。<br />
<br />
ソフトバンクは、イーアクセスの株式を議決権のない多数の株式、議決権のある少数の株式に分割して取引先に譲渡を行いました。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは株式の大部分を保有する一方で、議決権のある株式をリース会社や通信メーカーにに売却することで、イーアクセスの買収に成功</u></span></b>していましたね。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンク ヤフーとイーアクセス売却前の関係</h2>
<ol>
<li>ソフトバンク 上場企業で親会社</li>
<li>ヤフー 上場企業でソフトバンクの子会社 42.2%出資</li>
<li>イーアクセス ソフトバンクの子会社 99.59%出資 議決権比率は33.29%</li>
<li>ウィルコム ソフトバンクの子会社 100%子会社 ソフトバンクが経営再建</li>
</ol>
ソフトバンクは、ヤフーにイーアクセスを売却しましたが、ソフトバンクグループの資本関係について見てみましょう。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクがヤフーを子会社化していることは有名ですが、イーアクセスやウィルコムも買収によって子会社化している</u></span></b>ことが分かりますね。<br />
<br />
ソフトバンクの子会社化している三社ですが、株式の保有割合や上場の有無などで異なる点があります。ソフトバンクがイーアクセスを買収した目的は、プラチナバンドの獲得による通信環境の改善が目的でした。<br />
<br />
ソフトバンクは、ヤフーにイーアクセスを売却した結果、ソフトバンクにとっては複数のメリットがあります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、ヤフーとソフトバンク取引先が、イーアクセスの経営権を掌握していますので、プラチナバンドの使用継続は問題がない</u></span></b>と言えそうですね。<br />
<br />
<h2>
(3)ソフトバンクの売却スキーム イーアクセスとウィルコム</h2>
<ol>
<li>ソフトバンク ヤフーに42.2%出資</li>
<li>ヤフー ワイモバイルに99.68%出資 議決権33.29%</li>
<li>2014年6月1日 イー・アクセスとウィルコムの2社が合併</li>
<li>2014年6月2日 ヤフーが3240億円で買収 新会社ワイモバイル</li>
<li>ソフトバンク2015年3月期決算 関係会社株式売却益557億円を計上予定</li>
</ol>
ソフトバンク ヤフーにイーアクセス売却理由について、2014年3月28日の日経が報じていますが、イーアクセスとウィルコムの合併が先に行われます。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクがヤフーに売却するのは、イーアクセスとウィルコムが合併した翌日</u></span></b>になりますね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/son-masayosi-e-access.html">孫正義イーアクセス買収の真相</a>(5)をまとめましたが、イーアクセス全株式の評価額を1800億円と算定しており、イーモバイルの買収に成功しています。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-willcom-kanzen-kogaisha-ka.html">ソフトバンク ウィルコム完全子会社化の理由</a>を見れば、ウィルコムの負債弁済額は約410億円であり、ソフトバンクが経営再建に成功しています。<br />
<br />
ソフトバンクが買収した、イーアクセスとウィルコムの評価額を考えると、買収プレミアムを算定している可能性が高いですね。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクグループは、イーアクセスやウィルコムの契約者数増加が好調であることを、ヤフーが買収する価格に反映した可能性</u></span></b>があります。<br />
<br />
<h2>
(4)ソフトバンクの資金調達金額</h2>
<ol>
<li>ソフトバンクの子会社株式 ヤフーの買収金額は3240億円</li>
<li>ソフトバンクの子会社貸付金 ヤフーが1700億円を融資 1300億円が返済</li>
<li><b><span style="color: red;">ソフトバンクがヤフーから調達する資金 約4500億円=3240億円+1300億円</span></b></li>
</ol>
ソフトバンクは、ヤフーに子会社株式を売却しますが、ヤフーはローンのリファイナンスも行うようですね。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、今回の子会社売却によって、ヤフーを通じて約4500億円の資金調達に成功した</u></span></b>ことになります。<br />
<br />
ヤフーの大株主は、ソフトバンクと米国ヤフーであり、両者が株式の買い増しを行えば、すぐにでも上場廃止することになります。ソフトバンクはヤフーの財務余力を勘案して、データセンター売却なども行っていたようですが、ソフトバンク本体の財務改善を優先しているようですね。<br />
<br />
ヤフーは、ソフトバンクからイーアクセスとウィルコムの買収を行っていますが、2015年3月期決算への影響は、売上高3200億円、営業利益100億円を想定しているようです。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは携帯電話加入者数の増加で利益を伸ばしていますので、ヤフーがYモバイルの携帯電話加入者数増加に成功するのか注目</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(5)ウィルコムとイーアクセスの財務状況</h2>
<h3>
ウィルコムの業績</h3>
<ol>
<li>2011年3月決算 ウィルコム売上高 479億円</li>
<li><b><span style="color: red;">2011年3月決算 ウィルコム営業利益 -18億円</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">2011年3月決算 ウィルコム当期純利益 -27億円</span></b></li>
<li>2012年3月決算 ウィルコム売上高 1650億円</li>
<li>2013年3月決算 ウィルコム営業利益 25億円</li>
<li>2013年3月決算 ウィルコム当期純利益 25億円</li>
<li>2013年3月決算 ウィルコム売上高 1693億円</li>
<li>2013年3月決算 ウィルコム営業利益 64億円</li>
<li>2013年3月決算 ウィルコム当期純利益 77億円</li>
</ol>
<h3>
イーアクセスの業績</h3>
<ol>
<li>2011年3月決算 イーアクセス売上高 1815億円</li>
<li>2011年3月決算 イーアクセス営業利益 150億円</li>
<li>2011年3月決算 イーアクセス当期純利益 146億円</li>
<li>2012年3月決算 イーアクセス売上高 2047億円</li>
<li>2013年3月決算 イーアクセス営業利益 244億円</li>
<li>2013年3月決算 イーアクセス当期純利益 152億円</li>
<li>2013年3月決算 イーアクセス売上高 2207億円</li>
<li>2013年3月決算 イーアクセス営業利益 151億円</li>
<li><b><span style="color: red;">2013年3月決算 イーアクセス当期純利益 -24億円</span></b></li>
</ol>
ソフトバンクは、ウィルコムとイーアクセスを子会社化していますが、業績の動向について見てみましょう。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、倒産したウィルコムの経営再建を行っていますが、赤字決算から黒字決算に業績回復している</u></span></b>ことが分かりますね。<br />
<br />
ソフトバンクは、ウィルコムの再建策として、誰とでも定額割引プランなどの営業策を実施しています。ソフトバンク主導の営業活動によって、ウィルコムの顧客獲得者数は大幅に増加しており、売上高や利益が大きく伸びていますね。<br />
<br />
ソフトバンクは、イーアクセスを買収していますが、ソフトバンクモバイルの売上高と利益を比較すれば大きな差があります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクのイーアクセス買収は、プラチナバンドの獲得と言われてきましたが、業績面を見れば納得できる</u></span></b>方が多いのではないでしょうか。<br />
<br />
<h2>
(6)ソフトバンクの買収と負債</h2>
<ol>
<li>日本 ソフトバンクのイーアクセス買収 1800億円</li>
<li>アメリカ ソフトバンクのスプリント買収 1兆8000億円</li>
<li>アメリカ ソフトバンクのブライトスター買収 1000億円</li>
<li>フィンランド ソフトバンクのスーパーセル買収 1500億円</li>
<li>ソフトバンクの有利子負債 2013年9月末 8兆8400億円に増加</li>
<li>ソフトバンクの有利子負債 Tモバイル買収 12兆円規模に増加の可能性</li>
</ol>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/12/softbank-siharai-risoku-gekizou-baishu.html">ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円</a>をまとめましたが、ソフトバンクは銀行借入や社債によって買収資金の調達を行っています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、買収資金と子会社連結化によって負債が増加しており、9兆円近くの負債に激増</u></span></b>していますね。<br />
<br />
ソフトバンクは、手元現金が2兆円近くありますので、資金繰り倒産は問題ないうえに企業買収の余力が十分にあります。ソフトバンクは、ヤフーとアリババの株式だけでも、数兆円の株式を保有していますので、株式売却も考慮すれば資産余力はある会社ですね。<br />
<br />
ソフトバンクは、子会社のヤフーにイーアクセスとウィルコムを売却することで、4500億円の資金調達に成功しました。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクが、自社の有利子負債削減に充当するのか、設備投資や買収資金にするのか注目</u></span></b>ですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-32145844207425278502013-12-08T13:06:00.000+09:002014-05-12T10:02:06.819+09:00ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円ソフトバンクの支払利息が買収で激増しており、全上場企業の1割以上になりそうです。ソフトバンク有利子負債増加は、買収資金調達と子会社化によるもので、手元資金に問題はないですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-Mg-QR9QG8gM/UqPvRr6XKOI/AAAAAAAAR04/db3vF_zUvr0/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%94%AF%E6%89%95%E5%88%A9%E6%81%AF%E6%BF%80%E5%A2%97+%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%A73000%E5%84%84%E5%86%86.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-Mg-QR9QG8gM/UqPvRr6XKOI/AAAAAAAAR04/db3vF_zUvr0/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%94%AF%E6%89%95%E5%88%A9%E6%81%AF%E6%BF%80%E5%A2%97+%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%A73000%E5%84%84%E5%86%86.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンクの大型買収</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/son-masayosi-e-access.html">孫正義イーアクセス買収の真相(5)</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/10/supercell-bright-star-softbank-baishu-riyu.html">スーパーセルとブライトスター ソフトバンク買収の理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクは2013年に大型買収が話題になりましたが、直近でも大胆な買収を繰り返しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクの代表的な買収事例を見ると、国内や海外の通信会社だけでなく、スマホ関連のゲーム会社も積極的に買収している</u></span></b>ことが分かります。<br />
<br />
ソフトバンクは、ガンホー株式の買い増しにより子会社化としており、パズドラなどのスマホ向けゲーム事業でもシェアを高めています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクのスーパーセル買収は、ガンホーとのシナジー効果に期待が集まっており、通信事業以外でも国内と海外の有力企業を買収している</u></span></b>ことが分かります。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンクの支払利息増加</h2>
<ol>
<li>ソフトバンクのスプリント買収 有利子負債が約9兆円に増加</li>
<li>2015年3月期ソフトバンク支払利息 約3000億円</li>
<li>2015年3月期ソフトバンク支払利息見通し額よりも5割増加</li>
<li>2015年3月期上場企業の支払利息約2兆5000億円 2013年4月から9月期実績より想定</li>
</ol>
ソフトバンクの支払利息増加について、日経新聞2013年12月5日が報じているので見てみましょう。ソフトバンクは企業買収を繰り返しており、有利子負債が急激に増加していますが、スプリントの買収などにより有利子負債は約9兆円を突破しています。<br />
<br />
ソフトバンクの支払利息は、全上場企業の1割を超える水準に増加しており、ソフトバンクの資金需要が非常に多いことが分かります。ソフトバンクの有利子負債増加の理由について簡単に考えると買収戦略によるものですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/alibaba-joujou-kaisha-gaiyou-baishu-itiran.html">アリババ上場 会社概要と買収一覧</a>をまとめましたが、ソフトバンクが出資した会社の中には、急速に成長している子会社があります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは新株発行でなく、銀行融資や社債で資金調達を行っていますので、投資成功によって株主利益は最大化される</u></span></b>ことが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(3)資金調達と連結子会社化で負債が増加</h2>
<ol>
<li>ソフトバンクの銀行融資増加 買収資金調達 </li>
<li>ソフトバンクの社債残高増加 買収資金調達 </li>
<li>ソフトバンクの買収と子会社化 連結子会社化で負債を算入</li>
<li>ソフトバンクのスプリント買収 負債335億ドル(約3兆3500億円)が加算</li>
</ol>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/08/softbank-kyochou-yusi-saidai-riyu.html">ソフトバンク協調融資が最大の理由</a>をまとめましたが、スプリント買収の銀行融資やイーアクセスの銀行融資借り換えなどは積極的な長期融資に切り替えが進んでいます。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは銀行融資と社債発行により、1兆5000億円以上の買収資金を調達しており、有利子負債増加の大きな要因</u></span></b>になりました。<br />
<ul>
<li>ソフトバンク銀行融資と社債発行で買収資金調達 有利子負債の増加</li>
<li>ソフトバンク企業買収の成功 連結会計により買収先企業の負債を算入</li>
</ul>
ソフトバンクの調達した資金は企業買収に用いられているため、株式の購入に充てられるており、購入する株数は連結子会社化の水準まで高められています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、スプリントなど買収先の有利子負債が連結会計により加わることで、急激に支払利息が増加</u></span></b>することになります。<br />
<br />
<h2>
(4)ソフトバンクとスプリント 銀行融資の借り換えと格付け</h2>
<ol>
<li>日本の銀行がドル融資に積極的</li>
<li>日本の銀行はアメリカの銀行よりも、融資金利が低い</li>
<li>ソフトバンクはスプリントよりも格付けが高い</li>
</ol>
ソフトバンクはスプリントの買収により有利子負債が増加しましたが、ソフトバンクに子会社化されたことで資金調達が容易になる可能性が高いです。日本の銀行はドル融資に積極的になっているうえに、アメリカの銀行よりも融資金利が低いため、借り換えにより融資金利は低下する可能性が高いですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/softbank-kessan-2014-eigyou-rieki-1-chou-yen.html">ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円</a>をまとめましたが、ソフトバンクは携帯電話事業と子会社の好調により、高い利益水準を継続していることが分かります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクの事業は在庫が少なく、資金回収が早いため融資返済が行いやすいことが、銀行が融資に積極的である理由</u></span></b>ですね。<br />
<br />
ソフトバンクとスプリントの格付けを比較すると、スプリントの格付けは低いことが分かります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクはスプリントを子会社化したということは、親会社の格付けが適用されますので、スプリントの資金調達コストを低下する要因に影響する</u></span></b>ことになります。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクの資金繰りに問題はない</h2>
<ol>
<li>手元資金 2013年9月期中間決算 2兆1836億円</li>
<li>営業キャッシュフロー約1兆円 2013年4月から9月4512億円</li>
<li>株式の含み益 ヤフー株 アリババ株など</li>
<li>有利子負債の返済期間を長期化</li>
</ol>
ソフトバンクの有利子負債は大きく増加していますが、手元資金は日本の上場企業で、トップクラスの資金がありますので問題はないですね。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは通信事業で日本2位の企業ですが、通信事業は初期投資が終わると安定的に利益を得られる業種ですので、営業キャッシュフローが潤沢</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/03/softbank-yahoo-eaccess-baikyaku-riyu.html">ソフトバンク ヤフーにイーアクセス売却理由</a>をまとめましたが、ヤフーに子会社株式を売却することで資金調達を行っています。ソフトバンクが行っていた融資は、買収後にヤフーがリファイナンスを行いますので、株式売却と融資回収で多額の現金を回収していますね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a>を見ると、ヤフーやアリババ株式の含み益を考えると、莫大な株式を保有していることが分かります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは銀行融資や社債発行により、返済期間の長期化を進めており、支払利息は増加しているものの財務基盤は特に問題がない</u></span></b>ことが分かりますね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-71403484284892524572013-10-16T10:37:00.000+09:002014-05-10T01:30:47.546+09:00スーパーセルとブライトスター ソフトバンク買収の理由スーパーセルとブライトスターの買収をソフトバンクが発表しています。ソフトバンクの買収理由を考えると、スマホの調達数量拡大とガンホーの世界展開など様々な金融戦略が分かりますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-G74S8PZo4lI/Ul3vOpdE2eI/AAAAAAAARV8/7zxWDhhnMaQ/s1600/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC+%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-G74S8PZo4lI/Ul3vOpdE2eI/AAAAAAAARV8/7zxWDhhnMaQ/s1600/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC+%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンクの企業買収と戦略</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/son-masayosi-e-access.html">孫正義イーアクセス買収の真相(5)</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-gungho-kogaishaka-tob.html">ソフトバンク ガンホー子会社化TOBの仕組み</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-willcom-kanzen-kogaisha-ka.html">ソフトバンク ウィルコム完全子会社化の理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクは多数の企業を買収してきた巨大企業グループですが、株式売却したものを含めると、テレビ局や銀行証券など金融関連など多岐にわたります。ソフトバンクのグループ企業で、時価総額上昇に大きく貢献しているのは、通信とITサービス関連分野と言えます。<br />
<ol>
<li>携帯電話 ソフトバンクモバイル、<b><span style="color: red;">スプリント</span></b>、イーアクセス、ウィルコム</li>
<li>ITサービス ヤフー、<b><span style="color: red;">アリババ</span></b></li>
<li>携帯ゲーム ガンホー</li>
</ol>
ソフトバンクの成長分野を非常に簡単にまとめると、代表企業は上記のようになると思います。ソフトバンクが新たに企業買収を行うと2013年10月16日の日経新聞が報じていますが、<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクが有力な海外企業を保有していることを考えると事業戦略が分かりやすい</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンクが海外企業買収を発表</h2>
<ul>
<li>スーパーセル スマホ向けゲーム販売で世界首位</li>
<li>ブライトスター 携帯電話の卸売販売で世界大手</li>
</ul>
ソフトバンクがスーパーセルとブライトスターの海外大手2社買収を発表しており、2013年10月16日の株価は寄付きが上昇しているようですね。<b><span style="color: red;"><u>スーパーセルとブライトスターは会社設立や事業で大きく異なりますが、携帯電話市場の企業であり海外企業であることが共通</u></span></b>しています。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/softbank-kessan-2014-eigyou-rieki-1-chou-yen.html">ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円</a>をまとめましたが、ソフトバンクの売上高拡大に大きく貢献しています。ソフトバンクの子会社は、ガンホーとスーパーセルがあることで、高い成長率のアプリ事業をグループに取り込むことに成功していますね。<br />
<br />
<b><span style="color: red;"><u>スーパーセルは有力なゲーム企業ですので、ソフトバンクグループで積極的な宣伝を行ったり、ガンホーのパズドラを世界展開するなど世界的なシナジー</u></span></b>が見込めます。<br />
ソフトバンクはブライトスターの買収により携帯電話端末の調達数で、ソフトバンクモバイル・スプリント・スーパーセルなどの共同調達で大量の端末購入が可能になります。<br />
<div>
<br />
<h2>
(3)スーパーセルの会社概要と買収内容</h2>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-eBbW04clwgk/Ul3u_mYj8BI/AAAAAAAARV0/hWItB4lEbAQ/s1600/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AB%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E6%96%B9%E6%B3%95+%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%A8%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%BC.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-eBbW04clwgk/Ul3u_mYj8BI/AAAAAAAARV0/hWItB4lEbAQ/s1600/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AB%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E6%96%B9%E6%B3%95+%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%A8%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%BC.jpg" /></a></div>
<ol>
<li>2010年設立</li>
<li>フィンランドのヘルシンキが本社 フィンランドの代表企業はノキア</li>
<li>クラッシュ・オブ・クランなどが人気作品</li>
<li>2012年12月期売上高 7835万ユーロ 約100億円</li>
<li><b><span style="color: red;">2013年2月から8</span><span style="color: red;">月 アップルの基本ソフト向けゲーム市場で世界首位の売上高</span></b></li>
<li>2013年11月上旬までにベンチャーキャピタルから株式の過半を取得</li>
<li>特別目的会社を通じて約1500億円で買収 ソフトバンクが8割出資 <b><span style="color: red;">ガンホーが2割出資</span></b></li>
<li>ソフトバンクグループで取締役5名中3名が就任</li>
</ol>
</div>
<div>
スーパーセルの売上高と買収価格を見ると、ブライトスターよりも買収価格が高く設定されていますね。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクのスーパーセル買収方式を見ると、ガンホーが出資する特別目的会社が買収に関与しており、目的について簡単に分析</u></span></b>してみましょう。<br />
<ul>
<li>ガンホーの株価上昇 2013年10月16日寄り付きからストップ高で株価急騰</li>
<li>パズドラなどガンホーのアプリ世界展開と同時に、スーパーセルのアプリを国内販売可能</li>
<li>ソフトバンク本体の投資余力を保つ</li>
</ul>
</div>
<div>
<b><span style="color: red;"><u>スマホのゲームは、すでに販売したりダウンロードされている無料ソフトから別のゲームソフトを宣伝可能</u></span></b>です。ソフトバンクのスーパーセル買収で、ガンホーの株価がストップ高となっており、ガンホーの世界展開に見通しがついたことで業績に対しても大きな成長期待が生まれていることが分かりますね。<br />
<br />
ソフトバンクのプレスリリースを見ると、スーパーセル買収後に取締役5人の内訳を見てみましょう。ソフトバンクの孫正義社長とガンホーの孫泰蔵会長、ソフトバンク財務部投資企画グループ グループマネージャー仁木 勝雅氏が就任しますので過半数が就任していますね。<br />
<br />
<h2>
(4)ブライトスターの会社概要と買収内容</h2>
<ol>
<li>1997年設立</li>
<li>アメリカのフロリダ州マイアミが本社</li>
<li><b><span style="color: red;">スマホをメーカーから調達して通信会社に卸売りする世界大手</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">年間8000万台の端末を約120カ国に約200の通信会社に販売</span></b></li>
<li>2012年売上高 63億ドル 約6300億円(1ドル100円で換算)</li>
<li>2013年内にも買収を完了</li>
<li>ソフトバンクが投資ファンドから株式の5割を取得後、最終的に7割まで増やす模様</li>
<li>ソフトバンクの買収価格は1000億円強で買収</li>
</ol>
ブライトスターの特徴はスマホ端末の卸売会社として、大量に調達したスマホを世界中の通信会社に販売していることですね。<b><span style="color: red;"><u>ブライトスターの販売先は、新興国の小規模通信会社が中心のようですが、大量調達で価格引下げメリットと同時に、ソフトバンクの新たな通信企業買収に繋がるのか</u></span></b>注目ですね。<br />
<ul>
<li>ブランド力 アップルやサムスンの市場シェアが高い</li>
<li>調達力や販売力 ソフトバンクグループで対抗</li>
</ul>
企業が競争要因として、様々なものが指摘されていますが、スマホ市場で価格に影響を与える要因として上記のものがあると思います。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、ソフトバンクモバイルとスプリントに加えて、ブライトスターと共同調達を行うことができれば、端末の仕入価格の値引きを見込めそう</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクの金融戦略と資金繰り</h2>
<ol>
<li>ソフトバンクグループで年間1兆円の営業利益</li>
<li>携帯電話事業やヤフーなどの子会社から豊富なキャッシュフロー</li>
<li>スプリント買収資金を中期の低金利で借換えに成功</li>
</ol>
ソフトバンクの金融戦略は、資産流動化や割賦販売の債権流動化により、銀行融資や社債の返済や借り換えを続けてきたことでした。ソフトバンクは買収の成功により、キャッシュフローの黒字は十分になっています。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/12/softbank-siharai-risoku-gekizou-baishu.html">ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円</a>を考えると、全上場企業の支払利息のうち1割以上をソフトバンクが占めていることが分かります。ソフトバンクは買収を積極的に行っていますが、依然として手元資金が豊富ですので、現金による買収も可能となっています。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/08/softbank-kyochou-yusi-saidai-riyu.html">ソフトバンク協調融資が最大の理由</a>をまとめましたが、金額や期間を考えると、銀行融資の条件は倒産危機のときと比較するとかなりよくなっていますね。<b><span style="color: red;"><u>スーパーセルとブライトスターをソフトバンクが買収しましたが、買収方法を見ると投資余力がありますので、買収戦略や設備投資の動向に注目</u></span></b>ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-8946127977118246232013-08-10T21:58:00.001+09:002013-12-08T13:21:27.755+09:00ソフトバンク協調融資が最大の理由ソフトバンク協調融資が最大の理由は、スプリント買収資金やイーアクセスの借換などの資金需要があることですね。ソフトバンクと銀行の双方にとって、今回の協調融資は各種条件を見ると、メリットが大きいと言えます。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンクの子会社と資金調達</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kogaisha-yahoo-alibaba.html">ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ</a>(6)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-sikin-choutatu-seichou-riyu.html">ソフトバンク資金調達と成長理由</a>(7)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-kakuzuke-kakusage-eikyou.html">ソフトバンク格付け格下げ影響</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a></li>
</ul>
ソフトバンクは携帯電話事業参入の際に、1兆円を超える資金調達を行って、ボーダフォンジャパンの買収に成功しました。ソフトバンクの金融戦略は、<b><span style="color: red;"><u>保有資産の流動化による資金化と、営業やマーケティングによる収益の増加を並行して行うことに成功</u></span></b>しています。<br />
<br />
ソフトバンクは投資会社として、IT企業など多数のグループ企業がありますが、ヤフージャパンやアリババなどで数兆円の株式含み益や配当などがあります。<br />
<br />
<h2>
(2)2兆円協調融資の融資条件</h2>
ソフトバンク協調融資が最大の理由について、2013年8月9日の日経新聞夕刊3面が報じているので見てみましょう。<br />
<ol>
<li>2013年9月末をめどに2円超の協調融資</li>
<li>2013年末に契約期限 1兆3000億円のスプリント買収資金2012年末以降に調達の借り換え</li>
<li>イーアクセスの債務2000億円銀行借り換え</li>
<li>みずほ銀行などが中心で20行程度が交渉中</li>
<li>返済期間5年以上の見込み</li>
<li>貸出金利2%程度の見込み</li>
</ol>
ソフトバンクは、アジア太平洋地域で最大規模の協調融資を検討しており、2兆円規模になるようですね。ソフトバンクの借金増加は、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a>あるうえに、2013年度予想営業利益が1兆円に減価償却費が数千億円ありますので問題ないですね。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクの協調融資について、過去の事例と簡単に比較すると、協調融資の違いが分かると思います。協調融資も銀行融資の一種ですので、資金使途を見ると、企業の成長動向や今後がよく分かりますね。</div>
<br />
<h2>
(3)パナソニックとソフトバンク協調融資の違い</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shakkin.html" target="_blank">パナソニック借金1兆円 2兆5千億円喪失</a>(4) 運転資金として資金枠</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-ginkou-yusi-sprint.html">ソフトバンク銀行融資とスプリント買収</a>(7) 買収資金のつなぎ融資で期間が短期</li>
<li>ソフトバンク2兆円の協調融資 期間5年以上</li>
</ul>
パナソニックは社債やCP発行が困難になりましたので、<b><span style="color: red;"><u>協調融資により資金調達を行っていますが、キャッシングのように決められた枠内で資金調達が行える融資</u></span></b>を受けています。<br />
<br />
ソフトバンクがみずほ銀行などから調達した資金は、スプリント買収目的の資金ですので返済期間が非常に短いことが分かります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクが今回、調達する協調融資は期間が5年以上ですので、スプリント買収資金よりも返済期間が長い</u></span></b>ことが分かります。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/12/softbank-siharai-risoku-gekizou-baishu.html">ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円</a>を見ると、ソフトバンクは買収を有利子負債で積極的に進めた結果、子会社の有利子負債も含めると莫大な負債金額となっています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクとパナソニックの今後は、協調融資で調達資金を成長資金と運転資金にしていた違いが大きくでる可能性が高い</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(4)半沢直樹とソフトバンクの融資の違い</h2>
<ul>
<li><a href="http://funshoku.blogspot.jp/2013/08/hanzawa-naoki-funshoku-kessan-netabare.html" target="_blank">半沢直樹 粉飾決算のネタバレ</a></li>
<li><a href="http://funshoku.blogspot.jp/2013/08/hanzawa-naoki-netabare-ketumatu-gensaku-funshoku-kessan.html" target="_blank">半沢直樹ネタバレ結末 原作の粉飾決算</a></li>
</ul>
<div>
ドラマの半沢直樹が評判なうえに、ソフトバンクはIT企業ですので銀行融資が返済可能であるのか心配されている方がいると思いますので簡単に違いを見てみましょう。<br />
<ol>
<li>ソフトバンクは大企業</li>
<li><b><span style="color: red;"><u>携帯電話事業は3社の寡占市場であり、連結営業利益は1兆円の見込み</u></span></b></li>
<li>ヤフーやアリババなどの株式は数兆円の含み益がある</li>
<li>融資金利が2%と比較的高い</li>
<li>2兆円の融資資金は資金使途が明確</li>
</ol>
ソフトバンクの融資資金返済を考えると、携帯電話事業は収益力が高いうえに、参入企業が限られていますので安定性が高いことが分かります。<br />
<br />
<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクが返済困難になったとしても、有力子会社の株式を売却か担保差し入れが可能なため融資返済は問題ない</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクと銀行の協調融資によるメリット</h2>
<ol>
<li>ソフトバンクは多額の融資資金を調達</li>
<li>ソフトバンクの融資は5年と比較的長期</li>
<li>ソフトバンクは日本市場で調達できるので、融資金利が低い</li>
<li>銀行は事務手数料を得ることができる 0.25%とすれば50億円</li>
<li>銀行の融資金利がいい 2%-1.475%(短期プライムレート)</li>
<li>銀行は多額の融資を実行できる 協調融資で多額の実績を積み上げ</li>
</ol>
ソフトバンクと銀行の協調融資によるメリットをまとめると、上記のようになります。ソフトバンクが調達する融資は、<b><span style="color: red;"><u>返済資金が5年で2兆円ですので、毎年4000億円の返済が求められますが、2013年度の営業利益と減価償却費は1兆5000億円を超えます</u></span></b>ので問題はないですね。<br />
<br />
ソフトバンクは格付け低下により、社債の調達金利は上昇するうえに、海外で調達すれば金利が高くなる可能性が高いです。銀行の融資条件を見ると金利の条件もよいので、ソフトバンクと銀行の双方にメリットが大きい融資であると言えます。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/10/supercell-bright-star-softbank-baishu-riyu.html">スーパーセルとブライトスター ソフトバンク買収の理由</a>を見ると、ソフトバンクが携帯電話市場とスマホアプリで世界進出に本気であることが分かります。ソフトバンクは、スプリント買収資金の借換を銀行融資で円滑に行っており、金融戦略が順調なため買収に乗り出せたと言えますね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-84511395100839819232013-07-31T02:53:00.000+09:002014-05-10T01:18:48.729+09:00ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍となっており、業績好調であることが分かります。ソフトバンクの決算は、携帯電話事業と子会社の業績が好調ですが、投資先の業績が拡大している要因も大きいですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-PF26qWll1Zs/Uff6rrqb26I/AAAAAAAAQps/OdyRRr7Ubzk/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B1%BA%E7%AE%972013%E5%B9%B47%E6%9C%88%E7%AC%AC1%E5%9B%9B%E5%8D%8A%E6%9C%9F%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%9B%8A%E3%81%8C2%E5%80%8D.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-PF26qWll1Zs/Uff6rrqb26I/AAAAAAAAQps/OdyRRr7Ubzk/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B1%BA%E7%AE%972013%E5%B9%B47%E6%9C%88%E7%AC%AC1%E5%9B%9B%E5%8D%8A%E6%9C%9F%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%9B%8A%E3%81%8C2%E5%80%8D.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンクの決算と格付け</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-2013-kessan-rieki-kako-saikou-riyu.html">ソフトバンク2013年決算で利益が過去最高の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-kakuzuke-kakusage-eikyou.html">ソフトバンク格付け格下げ影響</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a></li>
</ul>
ソフトバンクは携帯電話事業の契約者数増加やグループ企業の業績好調により、過去最高の利益となっていました。ソフトバンクの利益は好調ですが、財務面はスプリント買収による格付けの格下げによる影響が懸念されていました。<br />
<br />
ソフトバンクの財務面を見ると、主要企業の業績好調に加えて、アリババ上場により多額の利益が発生しますので問題はなさそうですね。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンクの2014年3月期第1四半期決算が好調</h2>
ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍について、2013年7月30日の日経新聞とソフトバンク2013年度第1四半期決算から見てみましょう。<br />
<ol>
<li>2013年7月30日 2013年4~6月期連結決算を発表</li>
<li>ソフトバンク売上高 8810億円 前年同期比21%増で過去最高</li>
<li>ソフトバンク営業利益 3910億円 前年同期比92%増で過去最高 8四半期連続の増益</li>
<li>ソフトバンク純利益 2382億円 前年同期比2.3倍</li>
</ol>
ソフトバンクは<b><span style="color: red;"><u>売上高と営業利益が過去最高を更新しており、業績が好調</u></span></b>であることが分かります。ソフトバンクは純利益が大きく増加していますが、ガンホー子会社化による1500億円の営業利益が数字を底上げしていますね。<br />
<br />
ソフトバンクは業績発表で、ドコモの営業利益が2,475億円であり追い抜いたことを強調しています。ソフトバンクの営業利益は、ガンホー子会社化により抜き去っていますが、来期も増益基調であれば抜き去りそうですね。<br />
<br />
<h2>
(3)ソフトバンク好調の要因</h2>
<ol>
<li>iPhone アップル社製スマートフォンの販売好調</li>
<li>iPad アップル社製タブレットの販売好調</li>
<li>携帯電話の契約件数の増加</li>
<li>2013年4月子会社化のガンホーが収益に寄与</li>
</ol>
ソフトバンク好調の要因は、iPhoneとiPadの導入による携帯電話契約者数の増加ですね。ソフトバンクが決算発表資料で強調しているのは、<b><span style="color: red;"><u>パケ詰まりがauやドコモと比較して少なく、電波塔の設備投資に成功したこと</u></span></b>です。<br />
<br />
ソフトバンクはアプリの解析を行い、電波塔の重点設置地区を割り出した結果であり、ビッグデータ活用の成果であることを示しています。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-gungho-kogaishaka-tob.html">ソフトバンク ガンホー子会社化TOBの仕組み</a>で説明しましたが、収益に大きく貢献していますね。<br />
<br />
<h2>
(4)ソフトバンクの決算見通し</h2>
<ol>
<li>2014年3月期 連結営業利益が<b><span style="color: red;"><u>海外事業を含め1兆円以上の見込み</u></span></b></li>
<li>従来は国内事業の営業利益が1兆円以上との見通し</li>
<li>ガンホー子会社化で1,500億円の利益</li>
<li>2013年度第2四半期決算で<b><span style="color: red;"><u>ウィルコム更生手続き完了で1038億円の利益計上</u></span></b></li>
<li>配当計画は年40円 中間配当20円 期末配当20円</li>
</ol>
ソフトバンクは国内事業の営業利益見通しが1兆円であり、海外事業を含めて9000億円であることを発表していましたが、決算見通しの上方修正を行っています。<br />
<br />
ソフトバンクはガンホー子会社化とウィルコムの会社再生により、多額の利益を計上していますが、収益への貢献が続くのか注目ですね。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンク子会社の決算動向</h2>
<ol>
<li>2013年度第1四半期決算 ヤフー営業利益486億円</li>
<li>2013年度第1四半期決算 ガンホー売上高437億円 前年同期比11倍</li>
<li>2013年度第1四半期決算 ガンホー営業利益265億円 前年同期比34倍</li>
<li>2012年度 <b><span style="color: red;">アリババ taobao.com取扱高16.1兆円</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">2013年度第1四半期決算 アリババ純利益 669億円 前年同期比3倍</span></b></li>
</ol>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kogaisha-yahoo-alibaba.html">ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ</a>(6)で主要グループ会社についてまとめています。ソフトバンクの主要子会社の決算動向を見ると、業績が好調であることが分かります。ソフトバンクのグループ企業としてアリババの動向が注目を集めていますが、イーベイとアマゾンの取扱高を比較していますね。<br />
<br />
<h2>
(6)アリババ上場と業績比較</h2>
<ol>
<li>2012年度 <b><span style="color: red;">アリババ taobao.com取扱高16.1兆円 上場予定 36.7%の株式保有</span></b></li>
<li>2012年度 ebay 取扱高7.5兆円 時価総額6.8兆円</li>
<li>2012年度 amazon 取扱高6.1兆円 時価総額14.2兆円</li>
</ol>
アリババは一部報道では上場する可能性が報じられていることを、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a>でまとめています。ソフトバンクに多額の上場利益が見込まれていますが、イーベイやアマゾンの取扱高と比較するとかなりの時価総額になることは納得ですね。<br />
<br />
<h2>
(7)スプリントの販売戦略</h2>
<ol>
<li>スプリント月額利用料金 1台目 80ドル</li>
<li>スプリント月額利用料金 2台目 70ドル</li>
<li>スプリント月額利用料金 3台目 60ドル</li>
<li>スプリント月額利用料金 4~10台目 50ドル</li>
<li>ベライゾン月額利用料金100ドル AT&T月額利用料金95ドル</li>
<li>データ通信は無制限 ベライゾンとAT&Tは2GBで追加料金</li>
</ol>
ソフトバンクはスプリント買収後の販売戦略として、月額販売料金の引き下げと、2台目以降の価格引下げを発表しています。ソフトバンクは価格引下げとデータ通信無制限の販売戦略に成功すれば、スプリントの業績貢献は早くなる可能性がありますね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/softbank-kessan-2014-eigyou-rieki-1-chou-yen.html">ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円</a>をまとめましたが、第1四半期のウィルコムやガンホーの子会社化が大きく貢献していると言えます。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、2014年3月期の利益目標を達成しており、2015年3月期の企業成長が続くのか注目</u></span></b>ですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-35008200259757179922013-07-20T23:27:00.000+09:002014-09-19T12:37:53.752+09:00アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円アリババ上場による企業価値を見ると、ソフトバンクは数兆円の利益を手にすることになりそうですね。ソフトバンクはスプリント買収による負債増加と格付け低下が懸念されていますが、アリババ上場により財務の余力が増しそうですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンク子会社と格付け格下げ</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kogaisha-yahoo-alibaba.html">ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ</a>(6)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-sikin-choutatu-seichou-riyu.html">ソフトバンク資金調達と成長理由</a>(7)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-kakuzuke-kakusage-eikyou.html">ソフトバンク格付け格下げ影響</a></li>
</ul>
ソフトバンクは買収や投資を積極的に進めており、<b><span style="color: red;"><u>ヤフーやアリババ、ガンホーなど有力なグループ会社があり多額の株式を保有</u></span></b>しています。ソフトバンクのスプリント買収が話題になりましたが、新たにアメリカの通信企業の買収に成功しています。<br />
<br />
ソフトバンクは、ボーダフォンジャパンを買収したうえに、業績を立て直したことで急成長に成功しています。ソフトバンクがスプリント買収後に、日本の携帯電話事業のような立て直しに成功すれば、利益の大幅な増加に繋がりますね。<br />
<br />
ソフトバンクはスプリント買収費用を、多額の銀行借入や社債で調達していますので、財務が悪化しており、格付けの格下げが行われています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、経営が悪化している会社を買収して、経営再生することで巨額の利益を得ていますので、スプリント買収後の事業展開に注目</u></span></b>が集まっていますね。<br />
<br />
<h2>
(2)アリババへの会社概要と出資割合</h2>
<ol>
<li>ジャック・マー(馬雲) 創業者であり、ソフトバンク取締役を兼務</li>
<li>1995年 中国イエローページを創設 中国初のインターネット上のビジネス掲載サイト</li>
<li>1999年 アリババ設立 資本金50万元でアリババ・ドット・コムの運営開始</li>
<li>アリババは、企業間取引BtoBで多数の会員</li>
<li>2000年1月 <b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクがアリババに2000万米ドル(約20億円)を出資で株式約35%取得</u></span></b></li>
<li>2003年 タオバオ設立</li>
<li>2003年5月 タオバオ・ドット・コム開始 イーベイと中国で競争してシェアを獲得</li>
<li>タオバオは企業消費者間取引 B to C、消費者間取引 C to Cに強み</li>
</ol>
<div>
アリババの会社概要とソフトバンクの関係について、孫正義 世界20億人覇権の野望を参考にまとめると上記の通りになります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクはアリババに対して、約35%の出資を行っていますが、アリババの上場により莫大な利益を計上する可能性が高い</u></span></b>ですね。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
アリババは子会社のアリババ・ドット・コムが上場していましたが、約2000億円の株式買い付けにより上場を取りやめています。今回、親会社のアリババ上場により、子会社上場よりも高い時価総額となることは間違いなさそうですね。</div>
<div>
<br />
<h2>
(3)アリババの企業価値を1000億ドルと示唆</h2>
アリババ上場とソフトバンクの利益について、2013年7月18日のBloombergが、<a href="http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130718-00000045-bloom_st-nb" target="_blank">米ヤフー株が5年ぶり高値-保有するアリババ株の評価高まる</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
B・ライリー・アンド・カンパニーのアナリスト、サミート・シンハ氏によると、<b><span style="color: red;">アリババの価値は最高1010億ドル(約10兆700億円)の可能性</span></b>がある。ヤフーは16日、アリババの1-3月(第1四半期)の純利益が前年同期の3倍になったことを明らかにした。</blockquote>
<b><span style="color: red;"><u>アリババの企業価値について、アナリストは1000億ドルを示唆していますが、上場すればソフトバンクの保有するアリババ株は、3兆円超の含み益を持つ可能性</u></span></b>がありそうですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/12/softbank-siharai-risoku-gekizou-baishu.html">ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円</a>となっており、ソフトバンクの財務の健全性が気になるところですね。ソフトバンクは手元資金や営業キャッシュフローが豊富ですが、アリババ株式の上場益の見込みは、ソフトバンクの財務健全性を考えると大きく貢献していることが分かります。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/09/softbank-alibaba-kabuka-agaru.html">ソフトバンク アリババ上場で株価が上がる理由</a>をまとめましたが、ソフトバンクの利益は大幅に増加することになりそうです。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、スプリント買収により財務を懸念する指摘はありましたが、アリババ株の値上がりによって財務に問題はない</u></span></b>ことが分かりますね。<br /><br /><h2>
(4)アリババの業績と大株主</h2>
<ol>
<li>アリババ2013年第1四半期 売上高 13億8000万ドル 前年同期比71%増</li>
<li>アリババ2013年第1四半期 粗利益 10億2000万ドル 前年同期比約2倍に増加</li>
<li>アリババ2013年第1四半期 営業利益 7億900万ドル 前年同期比3倍超</li>
<li><b><span style="color: red;"><u>ソフトバンク アリババ株の約37%を保有</u></span></b></li>
<li>ヤフー アリババ株の約24%を保有</li>
</ol>
ソフトバンクのアリババ株の保有割合や業績について、2013年7月17日のbloombergが、アリババの1-3月純利益は前年比3倍増の約660億円-ヤフーと報じています。アリババ上場による企業価値は、最高1000億ドルの可能性が示唆されていますが、ソフトバンクの保有株は3兆円以上の価値を持つ可能性がありそうです。<b><span style="color: red;"><u>アリババの上場は2013年中であり、早ければ2013年9月と報道されている</u></span></b>ので、ソフトバンクの業績に与える影響に注目ですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-kessan-2013-7-1-rieki.html">ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍</a>を見ると、決算発表でアリババの取扱高は16.1兆円であり、イーベイやアマゾンと比較して説明を行っていますね。ソフトバンクのアリババへの投資は、大成功を収めており、アリババグループやヤフーとのシナジー効果についても注目ですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/alibaba-joujou-kaisha-gaiyou-baishu-itiran.html">アリババ上場 会社概要と買収一覧</a>をまとめましたが、ソフトバンクのグループ会社として20兆円の時価総額を予想する指摘もあります。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、アリババ株式の40%を保有しており、アリババの上場によって多額の含み益を保有している</u></span></b>ことになりますね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-39228824049710527342013-07-09T15:09:00.001+09:002013-08-10T22:08:09.095+09:00ソフトバンク格付け格下げ影響ソフトバンク格付け格下げ影響は、資金調達が終わっていますので影響は限定的になりそうですね。ソフトバンク格下げの理由は、スプリント買収による負債増加ですので、早期に経営再建が行われるのか注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンク銀行融資と社債による資金調達</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-ginkou-yusi-sprint.html">ソフトバンク銀行融資とスプリント買収</a>(7)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kinyu-senryaku-sikin-choutatu.html">ソフトバンク金融戦略と資金調達</a>(5)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-43-shasai-kinri-happyou.html">ソフトバンク43回社債金利 利率を発表</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、スプリント買収のために銀行融資と社債による資金調達を終えていますが、一般投資家のソフトバンク社債の人気は高いですね。ソフトバンク社債は格付け格下げの影響により、価格が下がることが予想されますが、銀行融資には、ほとんど影響がないでしょう。<br />
<br />
ソフトバンクの金融戦略は、通信会社が保有する資産の流動化やリースにより、資金化や初期コストを抑えてきましたが、スプリント買収後にどうなるのか注目ですね。<br />
<br />
<h2>
(2)S&Pがソフトバンクを投機的水準に格下げ</h2>
ソフトバンク格付け格下げ影響について、2013年7月8日ロイターが、<a href="http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20130708-00000058-reut-bus_all" target="_blank">ソフトバンクの格付けをBBBからBB+に2段階引き下げ=S&P</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)は8日、ソフトバンク<9984.T>の<b><span style="color: red;">長期会社格付けと長期優先債券格付けをBBBからBB+に2段階引き下げ</span></b>、クレジット・ウォッチを解除したと発表した。</blockquote>
S&Pがソフトバンクの格付け格下げを発表しており、スプリント買収による負債の増加を嫌気した形ですね。ソフトバンクは社債により、7000億円以上の資金調達をすでに終えており、格下げの影響は特にないと言えそうですね。<br />
<br />
<h2>
(3)格付けの取り下げ</h2>
<blockquote class="tr_bq">
長期優先債券のうち、国内債4本の格付けは、同社からの要請に基づき取り下げたという。</blockquote>
<b><span style="color: red;"><u>上場企業の格付けは、企業が格付け会社にお金を支払う</u></span></b>ことで行われています。言い換えれば、自社に都合の悪い格付けが発表される可能性があるときに、企業は格付け会社からの格付けを取り下げることがあります。<br />
<br /><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/08/softbank-kyochou-yusi-saidai-riyu.html">ソフトバンク協調融資が最大の理由</a>を見ると、2013年9月末をめどに、2兆円の協調融資を行いスプリント買収資金などの借り換えを行うようですね。<br /><br /><h2>
(4)スプリント買収による格付け格下げ</h2>
<blockquote class="tr_bq">
S&Pによると、この格付けアクションは、米携帯電話第3位のスプリント・ネクステル<S.N>(B+/クレジット・ウォッチ方向性不確定)に対する買収計画が、株主や米国連邦通信委員会の承認を得たことから、<b><span style="color: red;">買収手続きが7月中に完了するとの見方に基づく</span></b>。ソフトバンクの長期会社格付けのアウトルックは安定的とする。</blockquote>
ソフトバンクはスプリント買収の可能性が高いですが、格付会社は買収成功により負債が増加するため格付け格下げを行ったようですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a>されており、ソフトバンクが経営再建を早期に行い、有利子負債を減らすことができるのかが、今後の格付けのポイントになりますね。<br />
<br />
ソフトバンクの有力グループ会社である、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a>が見込めますので資産余力が増しますね。ソフトバンクの格付けに対して、格付け会社は有利子負債を見るので影響は不明ですが、財務面の懸念は落ち着きそうですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-kessan-2013-7-1-rieki.html">ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍</a>を見ると、キャッシュフローは積極的な設備投資を行っていますが、利益面では好調であることが分かりますね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-45352384378150575472013-07-02T01:34:00.001+09:002014-03-29T09:59:49.826+09:00ソフトバンク ウィルコム完全子会社化の理由ソフトバンク、ウィルコム完全子会社化の理由を見ると業績好調により、会社更生手続きが順調に進んだようですね。ソフトバンクは株主総会でウィルコムとの無料通話に言及しており、今後に注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンク利益と株主総会</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-2013-kessan-rieki-kako-saikou-riyu.html">ソフトバンク2013年決算で利益が過去最高の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">ソフトバンク株主総会2013内容</a></li>
</ul>
ソフトバンクは2013年決算の利益が過去最高となっており、携帯電話事業などの通信事業、ヤフーなどグループ会社の業績が好調であることが理由ですね。<br />
<br />
ソフトバンクは、グループの携帯電話会社の連携を深めていくことも株主総会で約束していましたが、ウィルコム完全子会社化により無料通話などのサービスが拡大しそうですね。<br />
<br />
<h2>
(2)ウィルコムの会社更生手続き終結と完全子会社</h2>
ソフトバンク、ウィルコム完全子会社化について、2013年7月1日の産経新聞が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130701-00000533-san-bus_all" target="_blank">ウィルコムが約3年半で会社更生終了 ソフトバンク100%子会社として再出発</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<div>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは1日、再建中のウィルコムが東京地方裁判所から会社更生手続終結の決定を受けたと発表した。これを受けて、ウィルコムは同日付でソフトバンクの連結対象の100%子会社になった。</blockquote>
<div>
ソフトバンクは、会社更生法により倒産していたウィルコムのスポンサーとなっていましたが、会社更生手続きが終了したようですね。会社更生法による企業再建は、<b><span style="color: red;"><u>大企業が営業継続しながら債権カットにより再生を目指すことになります</u></span></b>。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
会社更生法を申請しても、再建失敗で倒産することはありますが、ウィルコムはPHSの契約者数増加により収入が想定よりも大きく増加しており、再建が迅速に進んでいます。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(3)倒産による債権放棄</h2>
<blockquote class="tr_bq">
事実上、わが国唯一のPHS事業者であるウィルコムは経営破たんした2010年2月に東京地方裁判所に対して会社更生手続開始の申立を行った。その後、<b><span style="color: red;">ソフトバンク傘下で更生債権と更生担保権の総額約410億円の弁済を開始</span></b>。</blockquote>
<div>
ウィルコムは負債総額が2060億円でしたが、会社更生法により、金融機関などの債権放棄が行われたうえで、スポンサーと共同で企業再生が行われています。</div>
<div>
<ul>
<li>ウィルコム倒産時 負債総額2060億円</li>
<li>ウィルコム更生債権と更生担保権の総額約410億円の弁済</li>
</ul>
</div>
<div>
ソフトバンクはウィルコムのスポンサーとなっていますが、会社更生手続きにより債権放棄が行われており、債務の80%が債権カットされています。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ウィルコムの債権カット率は、一見すると大きく見えますが、PHSの契約者数が減少を続けており企業再生が困難であると見られていたということですね。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(4)更正債権の一括返済</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ウィルコムはソフトバンクからの資金調達も得て、約271億円の一括繰上弁済を実施、更生手続きを終えた。</blockquote>
<div>
ソフトバンクは、ウィルコムに更正債権の一括返済を実施させており、会社更生手続きが終了しています。会社更生手続きが行われると、管財人が会社経営の監督を行いますので、<b><span style="color: red;"><u>更正債権の一括返済により、完全子会社化を行い意思決定の迅速化を考えた可能性が高い</u></span></b>ですね。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(5)ウィルコムの経営状況</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ウィルコムの累計契約数は<b><span style="color: red;">2010年12月末時点では378万件に落ち込んでいたが、2013年5月末時点では545万件へと盛り返し</span></b>ている。また2010年度(3月期)には赤字だった営業利益、最終利益とも、その後は2年連続で黒字転換している。昨年度の最終利益は77億円。</blockquote>
<div>
ウィルコムの経営状況は、ソフトバンクの営業戦略により契約者数が激増しており、財務状況も大きく改善していますね。</div>
<div>
<ul>
<li>2010年12月末時点ウィルコムの累計契約数 378万件</li>
<li>2013年5月末時点ウィルコムの累計契約数 545万件</li>
</ul>
</div>
<div>
ウィルコムはPHSですが、携帯電話事業者も初期の通信インフラ整備にコストが最も必要となります。ソフトバンク傘下で、契約者数増加に成功していますので業績が大きく改善していますね。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(6)ウィルコムの業績推移と財務改善</h2>
<div>
ソフトバンクのホームページで、<a href="http://www.softbank.co.jp/ja/news/press/" target="_blank">ソフトバンク2013年7月1日の株式会社ウィルコムの会社更生手続終結に伴う連結子会社化に関するお知らせ</a>を発表しているので見てみましょう。</div>
<div>
<ol>
<li>純資産 45,872百万円 48,403百万円 56,113百万円</li>
<li>総資産 127,060百万円 138,561百万円 149,084百万円</li>
<li>1株当たり純資産<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>152,908円 161,345円 187,043円</li>
<li><b><span style="color: red;">売上高 47,948百万円 165,059百万円 169,323百万円</span></b></li>
<li>営業利益 △1,790百万円 2,488百万円 6,372百万円</li>
<li>経常利益 △1,471百万円 3,823百万円 6,750百万円</li>
<li><b><span style="color: red;">当期純利益 △2,723百万円 2,531百万円 7,709百万円</span></b></li>
<li>1株当たり当期純利益 △9,079円 8,437円<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>25,697円</li>
<li>2011年3月期の経営成績は、更生計画認可決定後の2010年12月から2011年3月までの4カ月間の変則決算</li>
</ol>
</div>
<div>
ウィルコムは、2011年3月期から2013年3月期にかけて、業績が大きく改善していることが分かると思います。<b><span style="color: red;"><u>通信事業は初期インフラにコストが必要であり固定費が大きいため、顧客が増加すると利益が大きく増加</u></span></b>します。</div>
<div>
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/03/softbank-yahoo-eaccess-baikyaku-riyu.html">ソフトバンク ヤフーにイーアクセス売却理由</a>をまとめましたが、ヤフーにウィルコムの売却を発表していますね。ソフトバンクは、ヤフーを上場子会社としていますので、ウィルコム売却によって資金調達と益出しに成功しています。<br />
<br /></div>
<h2>
(7)株主総会と携帯電話事業の連携</h2>
<blockquote class="tr_bq">
今後はソフトバンクグループの携帯通信事業の1社として、<b><span style="color: red;">グループ他社との連携を強めていく</span></b>。</blockquote>
</div>
<div>
ソフトバンクは、ウィルコム買収により携帯電話事業の電波改善にも繋げる事ができますが、利益面でもウィルコムが貢献していますね。</div>
<div>
<ol>
<li>ウィルコムが所有する電波塔の立地を活用</li>
<li>ソフトバンクの子会社として、ウィルコムが収益に貢献</li>
<li>ソフトバンクグループと連携することで、無料通話など利便性の拡大</li>
</ol>
</div>
<div>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">ソフトバンク株主総会2013内容</a>を見ると、ソフトバンクモバイルとイー・アクセス、ウィルコムの無料通話を約束していますので、完全子会社化により、サービスがよりよくなりそうですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/10/supercell-bright-star-softbank-baishu-riyu.html">スーパーセルとブライトスター ソフトバンク買収の理由</a>を見ると、携帯電話端末の購入で規模の利益を狙っていることが分かります。ソフトバンクグループで、携帯電話会社から端末の一括調達を行えば、大量購買で端末価格の値下がりに繋がりそうですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-58430697169805789012013-06-27T14:40:00.002+09:002013-07-05T16:20:01.165+09:00ソフトバンク株主総会2013内容ソフトバンク株主総会2013年の内容をまとめましたが、携帯電話事業の買収や子会社の大型IPOも可能性があり、2013年度も様々な面で、日本で最も話題になる企業の一つになりそうですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンクのスプリント買収決定</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-sprint-baishu.html">ソフトバンク スプリント買収(1)</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-baishu-jogen-kaisha-sansei.html">ソフトバンクのスプリント買収 助言会社が賛成</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a></li>
</ul>
<div>
ソフトバンクのスプリント買収発表に対して、アメリカのディッシュが買収合戦に名乗りをあげたことで企業買収が成功するのか注目が集まっていました。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクの株主総会で、買収価格引き上げ後にスプリント買収が順調であることを発表していましたが、株主総会で正式に買収が決定したようですね。ソフトバンクのスプリント買収は、米国政府の承認も可能性が高いと言われています。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(2)株主総会でディッシュのスプリント買収断念を発表</h2>
ソフトバンク株主総会2013の内容について、2013年6月22日の産経新聞が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130622-00000107-san-bus_all" target="_blank">「スプリント買収へ前進」 ソフトバンク株主総会で孫社長</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは21日、東京都内で定時株主総会を開いた。孫正義社長は、株主に米携帯電話3位スプリント・ネクステルの買収に関し、<b><span style="color: red;">米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークが新たな対抗買収策の提案を事実上、断念</span></b>したと説明した。</blockquote>
<div>
ソフトバンクは、株主総会でディッシュのスプリント買収断念を発表しています。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a>されており、孫社長の株主総会での発表は正しかったようですね。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(3)株主総会の出席者と時間</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">総会には過去最高となる2871人の株主が出席</span></b>し、2時間32分で終了。8人の取締役の選任など4議案はすべて承認された。</blockquote>
<div>
ソフトバンクは日本有数の大企業ですので、多数の株主が株主総会に出席しています。ソフトバンクが提案した株主総会の議案は、全てスムーズに承認されたようですね。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクは、孫正義社長が筆頭株主として20%以上の株式を保有していますが、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-2013-kessan-rieki-kako-saikou-riyu.html">ソフトバンク2013年決算で利益が過去最高の理由</a>を見ると株主も納得の業績ということでしょうね。</div>
<br />
ソフトバンクと対象的なのが、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a>を見ると分かりますが、どちらが株主に配慮している企業なのかがよく分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(4)米国での携帯電話事業の買収</h2>
<div>
<ul>
<li>スプリント買収で世界3位の携帯電話会社になる</li>
<li>スプリント買収価格引き上げで30億ドル株主に支払が増えたが、毎年20億ドルのコスト削減が見込めるので問題ない</li>
<li>スプリント子会社のクリアワイヤ完全子会社化に課題</li>
<li>ディッシュの買収撤退が報道</li>
</ul>
<div>
ソフトバンクは、株主総会で米国での携帯電話事業買収について言及しています。ソフトバンクとディッシュの買収合戦になっていますが、ディッシュはスプリント買収とクリアワイヤ買収を断念したようですね。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクがスプリント<b><span style="color: red;"><u>買収価格引き上げを行った結果、スプリントの設備投資余力が減少しますが、資産査定と経営計画の見直しの結果、コスト削減で対応可能</u></span></b>としています。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(5)ソフトバンクが達成する目標</h2>
<div>
<ul>
<li>営業利益で1兆円</li>
<li>ドコモの営業利益を超える</li>
<li>携帯電話の通話品質、通信品質の向上</li>
</ul>
</div>
<div>
ソフトバンクは今期の決算で、好調な携帯電話事業や<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-gungho-kogaishaka-tob.html">ソフトバンク ガンホー子会社化TOBの仕組み</a>で説明しましたが、有価証券評価益の計上により利益が大きく伸びる予想となっています。</div>
<div>
<br /></div>
ソフトバンクの携帯電話は、通信品質が低いことが指摘されていましたが、調査会社の調査によると、ドコモやKDDIよりも繋がりやすいという結果がでています。<a href="http://au-cm.blogspot.jp/2013/07/au-kabunusi-soukai-2013.html">au株主総会2013内容</a>は、通信障害が課題となっていますので、ソフトバンクも通信品質を維持・向上できるのかが今期のポイントになりますね。<br />
<br /><h2>
(6)ソフトバンク社外取締役のユニクロ柳井会長の発言</h2>
</div>
<div>
<div>
<ul>
<li>ユニクロの柳井正社長(ソフトバンク社外取締役) ソフトバンクのいい所は、孫社長</li>
<li>ユニクロの柳井正社長(ソフトバンク社外取締役) 孫社長が生きている限り社外取締役を続ける</li>
</ul>
</div>
<div>
ソフトバンク社外取締役のユニクロ柳井会長が発言していますが、孫社長に対して一言ものを言う立場を継続するようですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/nihon-chouja-banduke-son-masayosi.html">日本長者番付 孫正義の資産</a>を見ると、ユニクロの柳井社長と二人は日本有数の大富豪であることが分かります。</div>
ソフトバンク社内での柳井会長の貢献を見ると、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-iphone-sprint.html">スプリント再建の方法とソフトバンクiPhone</a>(2)で説明しましたが、ボーダフォンジャパン買収による携帯電話事業進出やスプリント買収を後押ししたことが分かります。</div>
<h2>
(7)ソフトバンクの今後の見通しなど</h2>
<div>
<ol>
<li><b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクはキャッシュフロー・利益・株式の時価総額で世界一を目指す</u></span></b></li>
<li>企業成長を目指すので株式は買いであると発言</li>
<li>アリババのIPOは未定</li>
<li>孫正義社長に健康問題はなし</li>
<li>孫正義社長の引退時期は60代で経営のバトンを渡すことを視野</li>
<li>ソフトバンクモバイルとイー・アクセス、ウィルコムの無料通話を約束</li>
</ol>
</div>
<div>
ソフトバンクの今後の見通しなどをまとめると、上記のようになります。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kogaisha-yahoo-alibaba.html">ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ</a>(6)を見ると、携帯電話事業の好調により子会社依存は低下していますが、優良子会社がソフトバンクの経営を支えている面が分かりますね。</div>
<div>
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-willcom-kanzen-kogaisha-ka.html">ソフトバンク ウィルコム完全子会社化の理由</a>は、業績好調により会社再生が順調に進んだことですが、ソフトバンクグループで無料通話が拡大するのか期待感が持てます。<br />
<br /></div>
<div>
ソフトバンク株主総会2013の内容を見ると、業績好調の会社の社長が、自社の株を買いだと明言する姿勢は株主の支持を集めていますが、<a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/07/docomo-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">ドコモ株主総会2013内容</a>との違いが鮮明ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-85270156105736862842013-06-26T15:29:00.002+09:002014-05-10T01:29:40.518+09:00ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認ソフトバンクのスプリント買収提案が、2013年6月の株主総会で承認されました。ソフトバンクは世界3位の携帯電話グループとなりますが、スプリントは赤字であり財務改善に注目が集まりそうですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンク スプリント買収発表と社債の資金調達</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-sprint-baishu.html">ソフトバンク スプリント買収</a>(1)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-sprint-baishu.html">ソフトバンク43回社債金利 利率を発表</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-baishu-kakaku-hikiage.html">ソフトバンク スプリント買収価格引き上げと社債の資金調達</a></li>
</ul>
ソフトバンクがスプリント買収を発表しましたが、米国デッシュの対抗買収発表により、買収合戦となっていました。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクは、スプリント買収金額も引き上げも兼ねて、各種社債を数回発行することで資金調達を行っていました。<b><span style="color: red;"><u>社債は資金使途が銀行融資よりも自由ですが、ソフトバンクは社債による資金調達に成功したことで、買収価格引き上げ</u></span></b>を行っていました。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンクは携帯電話事業の売上高が世界3位</h2>
ソフトバンク、スプリント買収2013年6月株主総会で承認について、2013年6月26日の時事通信が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130626-00000001-jij-n_ame" target="_blank">ソフトバンク、携帯世界3位に=米スプリント株主総会、買収承認</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
米携帯電話3位スプリント・ネクステルの臨時株主総会が25日、本社がある米カンザス州で開かれ、ソフトバンクによる買収を賛成多数で承認した。米連邦通信委員会の承認を経て、7月上旬に買収が完了すれば、<b><span style="color: red;">ソフトバンクは携帯電話事業の売上高で世界3位に躍進</span></b>する。</blockquote>
ソフトバンクはスプリント買収に成功すれば、携帯電話事業の売上高が世界3位になります。ソフトバンクの買収は、スプリントの株主総会で承認されましたので、米国政府の承認待ちとなります。<br />
<br />
<h2>
(3)スプリント株主の約8割が賛成票</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">発行済み株式の約8割に相当する賛成票</span></b>が投じられた。スプリントのヘッセ最高経営責任者(CEO)は総会後の声明で、「歴史的な日だ」とした上で、「ソフトバンクによる買収でスプリントの長期的な価値と競争力が高まるはずだ」と強調した。</blockquote>
ソフトバンクの買収提案に対して、スプリント株主の約8割が賛成票を投じており、ソフトバンクの買収価格引き上げと根回しの効果があったことが分かります。<br />
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-baishu-kakaku-hikiage.html">ソフトバンク スプリント買収価格引き上げと社債の資金調達</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-baishu-jogen-kaisha-sansei.html">ソフトバンクのスプリント買収 助言会社が賛成</a></li>
</ul>
ソフトバンクのスプリント買収提案に対して、議決権行使助言会社が賛成を表明しており、機関投資家が賛成するお墨付きを与えており、賛成がしやすかったのでしょうね。<br />
<br />
<h2>
(4)米国の携帯電話市場の状況</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">買収総額は216億ドル(約2兆1000億円)で、スプリント株式の78%を取得</span></b>する。ソフトバンクの支払額は、<b><span style="color: red;">為替予約分を含めて1兆8000億円</span></b>。ソフトバンクとスプリントを合わせた契約数は約9700万件と、国内首位のNTTドコモを超える。</blockquote>
ソフトバンクの金融戦略を見ると、日本円の銀行融資と為替予約、外貨建て社債の組み合わせにより買収資金を大幅に節約しています。<br />
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-ginkou-yusi-sprint.html">ソフトバンク銀行融資とスプリント買収</a>(7)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-sprint-kawase-hedge-enyasu.html">ソフトバンク スプリント買収為替ヘッジ円安で2000億円節約</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-shasai-gaikadate.html">ソフトバンク社債外貨建て発行</a></li>
</ul>
ソフトバンクの金融戦略について、上記を簡単にまとめると以下のようになります。<br />
<ol>
<li>日本円の銀行融資で金利の安い資金を調達</li>
<li>円高ドル安局面なので、ドル買の為替予約により為替ヘッジ</li>
<li>円安ドル高局面に変更後、外貨建て社債で資金調達</li>
</ol>
ソフトバンクのスプリント買収は米ドル建ですが、<b><span style="color: red;"><u>銀行融資と社債による資金調達を組み合わせた金融戦略</u></span></b>と言えますね。ソフトバンクは増資ではなく有利子負債で資金調達することで、株式の希薄化を避けており、株主価値の最大化を考えていることが分かります。<br />
<br />
<h2>
(5)ディッシュ買収失敗の理由</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは昨年10月、スプリントを201億ドルで買収すると発表した。だが、新規参入を目指す<b><span style="color: red;">米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークが4月、255億ドルでの対抗案</span></b>を打ち出し、激しい争奪戦に発展。最後はソフトバンクが買収額を積み増して、主要株主の支持を獲得し、ディッシュは買収を断念した。</blockquote>
ソフトバンクはスプリント買収に成功しましたが、ディッシュ買収失敗の理由について簡単に考えて見ましょう。<br />
<ol>
<li><b><span style="color: red;"><u>携帯電話事業と衛星放送のシナジー効果が見込めない</u></span></b></li>
<li>ディッシュは買収資金が資金調達が行えていない</li>
<li>ディッシュはソフトバンクよりも財務体質が悪い</li>
</ol>
ディッシュが買収に失敗した理由を考えると、買収の資金調達や買収後の戦略が不明確であることが分かります。ソフトバンクのスプリント買収は、2013年6月の株主総会で承認されましたので、経営建て直しに成功するのか注目ですね。<br />
<br />
<h2>
(6)ソフトバンクの買収と成長戦略</h2>
<h3>
ソフトバンクの成長戦略 海外企業の買収</h3>
<div>
<ol>
<li>ソフトバンクの成長戦略 海外通信事業 スプリント買収</li>
<li>ソフトバンクの成長戦略 海外端末事業で世界首位 ブライトスター買収</li>
<li>ソフトバンクの成長戦略 海外アプリ事業で世界首位 スーパーセル買収</li>
</ol>
</div>
<h3>
ソフトバンクの成長戦略 国内事業と海外事業の提携</h3>
<br />
<ol>
<li>ソフトバンクの通信事業 日本と米国で通信機器のコスト削減</li>
<li>ソフトバンクの通信事業 ブライトスターを通じた端末コスト削減</li>
<li>ソフトバンクのアプリ事業 ガンホーとスーパーセルが事業提携</li>
<li>ソフトバンクのネット通販事業 ヤフーとアリババの提携拡大など</li>
<li>ソフトバンク子会社の利便性拡大 ヤフーを通じた情報配信や宣伝</li>
</ol>
<br />
ソフトバンクのスプリント買収について、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">ソフトバンク株主総会2013内容</a>を見ると、孫社長と株主のやりとりがあったようですが、株主の期待にこたえているようですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/10/supercell-bright-star-softbank-baishu-riyu.html">スーパーセルとブライトスター ソフトバンク買収の理由</a>について考えると、スプリント買収後のシナジー効果が端末の共同調達やアプリの販売などで発揮できそうですね。ソフトバンクグループで共同調達を行うことで、スプリントの端末調達価格も安くなりますので、米国市場で大手二強に追い付くための環境が整備されつつあることが分かります。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/12/softbank-siharai-risoku-gekizou-baishu.html">ソフトバンク支払利息激増 買収で3000億円</a>は、ソフトバンクが積極的な買収を増資に頼らずに行った結果と言えますね。ソフトバンクは有利子負債が増加していますが、通信事業や子会社からの豊富な収入を生かして、次の成長に向けて企業買収を進めている成長戦略が明確と言えます。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/softbank-kessan-2014-eigyou-rieki-1-chou-yen.html">ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円</a>をまとめましたが、ソフトバンクはアリババ株式を売却せずに、利益拡大の継続を発表しています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは、国内企業と海外企業の買収を続けていますが、利益成長とシナジー効果により業績拡大を続けるのか注目</u></span></b>ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-21746615363166770162013-06-15T22:40:00.001+09:002013-06-26T15:38:12.099+09:00ソフトバンクのスプリント買収 助言会社が賛成<div>
ソフトバンクは、スプリントの買収金額を引き上げましたので、議決権行使助言会社がソフトバンクを支持しています。ソフトバンクとディッシュを比較すると、格付けや日米の資金調達環境、シナジー効果の面でも大きな差がありますね。<br />
<a name='more'></a></div>
<h2>
(1)ソフトバンクは社債発行と資金調達</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-shasai-kojinmuke-tuika-hakkou-kako-saidai-riyu.html">ソフトバンク社債個人向け 追加発行が過去最大の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-shasai-kojinmuke-tuika-hakkou-kako-saidai-riyu.html">ソフトバンク43回社債金利 利率を発表</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-baishu-kakaku-hikiage.html">ソフトバンク スプリント買収価格引き上げと社債の資金調達</a></li>
</ul>
ソフトバンクは個人向け社債を大量に発行、社債の発行成功により銀行融資の一部を返済することで、スプリント買収資金の銀行融資依存度を低下させてきました。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクは、スプリント買収でデュッシュと買収競争に発展していますが、買収価格引き上げに備えて、個人向け社債の追加発行を行っています。ソフトバンクの資金調達は、株主利益最大化のために、<b><span style="color: red;"><u>デッドファイナンスを中心に行っていますが、買収成功の可能性がでていますね</u></span></b>。<br />
<br />
<h2>
(2)議決権行使助言会社の動向</h2>
<div>
ソフトバンクのスプリント買収、助言会社が賛成について、2013年6月15日日経新聞3面が報じているので見てみましょう。</div>
<div>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">議決権行使助言会社のイーガン・ジョーンズは14日、ソフトバンクによる米携帯電話大手スプリント・ネクステル買収に賛成</span></b>する意見を表明した。従来の反対意見から一転、賛成に回った。ソフトバンクが11日に発表した買収額の引き上げを軸とする新提案は「株主価値を最大化する好ましいアプローチだ」と評価した。</blockquote>
<div>
企業の株主には、<b><span style="color: red;"><u>個人投資家以外にも機関投資家が多数の株を保有</u></span></b>していることは、有名であると思います。機関投資家の中でも、年金基金や投資信託は、株式購入の原資はファンドマネージャーが保有する資金ではないので、議決権の表明に難しい課題があります。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
スプリントの株主の立場で考えると、ソフトバンクとデュッシュのどちらを買収するのか非常に難しい判断となります。機関投資家の中には、<b><span style="color: red;"><u>議決権行使助言会社の意見をお墨付きとして、リスクヘッジのために使う</u></span></b>方は多いと思います。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(3)議決権行使助言会社のISSがソフトバンクの買収提案を支持</h2>
<blockquote class="tr_bq">
スプリントを巡っては米衛星放送会社のディッシュ・ネットワークが対抗買収を提案。ソフトバンクと争奪戦になっている。<b><span style="color: red;">議決権行使助言会社では、最大手のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)もソフトバンク支持</span></b>を表明した。</blockquote>
<div>
ソフトバンクのスプリント買収を、議決権行使助言会社のISSも支持しており、機関投資家の支持を得られそうですね。ソフトバンクとデュッシュについて、買収金額面以外から比較してみましょう。</div>
<div>
<ol>
<li>ソフトバンク 日本企業 <b><span style="color: red;">格付けが高い 携帯電話会社</span></b>(移動体通信会社)</li>
<li>ディッシュ 米国企業 格付けが低い ケーブルテレビ会社 衛星放送会社</li>
</ol>
</div>
<div>
ソフトバンクとディッシュを比較すると、<b><span style="color: red;">スプリントは携帯電話会社であることに加えて、設備投資のために多額の資金調達が必要なことを考えると、ソフトバンクの方が有利になります</span></b>。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(4)ソフトバンクの格付けとスプリントの設備投資</h2>
<div>
ソフトバンクとディッシュを比較すると、<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクが日本企業であることが不利なように見えますが、実態は有利である</u></span></b>と言えます。</div>
<div>
<ol>
<li>ソフトバンクはディッシュより格付けが高い</li>
<li>日本市場は米国市場よりも社債や銀行融資などの調達金利が低い</li>
<li>ソフトバンクはスプリントと共同調達することで、コスト低下が見込める</li>
</ol>
</div>
<div>
ソフトバンクはディッシュよりも格付けが高いことに加えて、<b><span style="color: red;"><u>日本市場は低金利で、銀行融資や個人向け社債で資金調達を行えるという大きなメリット</u></span></b>があります。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクとスプリントは、買収後も、日本と米国で通信ネットワークやへの巨額の設備投資や携帯電話購入が必要になりますが、<b><span style="color: red;">共同調達によりコスト削減が可能</span></b>になりますね。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(5)ディッシュのスプリント買収提案に注目</h2>
<blockquote class="tr_bq">
グラス・ルイスは14日「<b><span style="color: red;">18日が期限となっているディッシュの出方</span></b>を見た上で、改めて意見を表明する」としている。</blockquote>
</div>
<div>
ソフトバンクのスプリント買収に議決権助言会社が賛成したのは、現時点のスプリント買収提案を見て賛否を表明しています。スプリントが買収を株主総会で提案するまでに、ソフトバンクがディッシュよりも高い支持を得続けることができるのか注目ですね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a>されていますが、スプリント株主の約8割が買収を承認しており、議決権行使助言会社のお墨付きの効果が高かったのかもしれないですね。</div>
</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-87537393153212931522013-06-11T12:10:00.004+09:002013-06-27T15:16:11.818+09:00ソフトバンク スプリント買収価格引き上げと社債の資金調達ソフトバンクが、スプリント買収価格引き上げで合意していますが、社債による資金調達の資金を有効に生かせたようですね。銀行融資と社債の資金使途に違いがあることを理解すると、金融戦略が分かりやすいと思います。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンク社債による資金調達</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-shasai-hakkou.html">ソフトバンク社債発行が最大規模の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-shasai-kojinmuke-tuika-hakkou-kako-saidai-riyu.html">ソフトバンク社債個人向け 追加発行が過去最大の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-43-shasai-kinri-happyou.html">ソフトバンク43回社債金利 利率を発表</a></li>
</ul>
ソフトバンクは社債による資金調達を行っていますが、<b><span style="color: red;">社債の資金使途は銀行融資と比較すれば、かなり緩い</span></b>です。ソフトバンクが社債により資金調達を行うことのメリットについて、この点を理解する必要があります。<br />
<br />
ソフトバンクは銀行融資で、スプリント買収資金を調達していましたが社債による資金調達を進めているのは、<b><span style="color: red;">社債で調達した資金はスプリント買収以外にも資金を使うことができる</span></b>からです。<br />
<br />
<h2>
(2)銀行融資と社債による調達</h2>
<ol>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/son-masayosi-baishu-mizuho-ginkou.html">孫正義5兆円買収とみずほ銀行(6)</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-ginkou-yusi-sprint.html">ソフトバンク銀行融資とスプリント買収(7)</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-sprint-baishu-kariire.html">ソフトバンク スプリント買収借入減額の理由</a></li>
</ol>
ソフトバンクが銀行融資で、1兆5000億円を超えるスプリント買収資金を調達した後に、社債で資金調達して銀行融資が返済されたことを不思議に思った方が多いのではないでしょうか。ソフトバンクの金融戦略を理解するためには、<b><span style="color: red;">銀行融資のルールと資金使途を理解</span></b>する必要があります。<br />
<div>
<ul>
<li>銀行融資は資金使途が定められている</li>
<li>資金使途を超える過剰な資金は返済する必要がある</li>
</ul>
</div>
<div>
ソフトバンクと銀行の間で、厳密にはどういった話があったのかは不明ですが、基本的には上記のようになります。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<h2>
(3)ソフトバンク社債の主幹事</h2>
</div>
<div>
ソフトバンクが社債により資金調達を行ったということは、<b><span style="color: red;"><u>手元資金が過剰になりますので銀行融資を返済して資金使途が自由になるお金の割合が増えたこと</u></span></b>を意味します。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ソフトバンクの社債は、主幹事に銀行系の証券会社が含まれています。</div>
<div>
<ol>
<li>みずほ証券</li>
<li>SMBC日興証券</li>
<li>三菱UFJモルガン・スタンレー証券</li>
</ol>
</div>
<div>
ソフトバンクと銀行の間でどういった話があったのかは不明ですが、<b><span style="color: red;">今後の資金調達で、市場環境によっては社債を活用することが話し合われていたのではないかと、管理人は推測</span></b>しています。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(4)ソフトバンクスプリントの買収価格引き上げで合意</h2>
<div>
ソフトバンク スプリント買収価格引き上げについて、2013年6月11日の時事通信が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130611-00000046-jij-bus_all" target="_blank">買収額1470億円引き上げ=スプリントと合意―競合相手に対抗・ソフトバンク</a>を報じているので見てみましょう。</div>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは11日、米携帯電話3位スプリント・ネクステルに対する<b><span style="color: red;">買収総額を従来の提案から15億ドル(約1470億円)増額し、216億ドルとすることでスプリントと合意</span></b>したと発表した。</blockquote>
<div>
ソフトバンクが、スプリントと買収価格引き上げで合意したようですね。ソフトバンクはスプリント買収価格のための資金は為替予約を終えていますが、<b><span style="color: red;"><u>追加の資金は海外で調達したドル建ての社債を充当することになる</u></span></b>のかもしれないですね。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(5)ソフトバンクのスプリント株保有数が増加</h2>
<blockquote class="tr_bq">
スプリントの買収で競合する米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークに対抗し、上積みする。これにより、ソフトバンクが取得する<b><span style="color: red;">スプリント株は従来案の70%から78%に増加</span></b>。スプリント株主が受け取る対価は<b><span style="color: red;">1株当たり7.3ドルから、7.65ドルに増える</span></b>。 </blockquote>
ソフトバンクは、スプリントの買収価格引き上げを行っていますが、スプリント株保有数がさらに増加しています。ソフトバンクは、スプリントの買収価格引き上げを行いましたが、<b><span style="color: red;"><u>業績の改善に成功すればスプリント株の価値向上で株主に報いる</u></span></b>ということなのでしょうね。<br />
<br />
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a>されており、スプリント買収価格引き上げにより買収競争に勝ったようですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">ソフトバンク株主総会2013内容</a>を見ると、孫社長と株主のやりとりがあったようですが、コスト削減で対応可能なようですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-31983267818608491482013-06-04T14:57:00.001+09:002013-06-04T14:59:06.505+09:00ソフトバンク43回社債金利 利率を発表ソフトバンクが43回社債金利の利率を1.74%であると発表しています。ソフトバンクの41回社債は、個人向け社債として過去最大規模の発行でしたが、個人投資家からの根強い人気がありましたので、43回の社債販売動向に注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンク社債発行の理由</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-shasai-hakkou.html">ソフトバンク社債発行が最大規模の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-shasai-kojinmuke-tuika-hakkou-kako-saidai-riyu.html">ソフトバンク社債個人向け 追加発行が過去最大の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-43-shasai-2013-6-kinri.html">ソフトバンク43回社債2013年6月の金利</a></li>
</ul>
ソフトバンクは7000億円以上の個人向け社債の発行を行います。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは社債による資金調達を金融戦略で重視してきました</u></span></b>ので、昨年のイーモバイル買収や2スプリント買収資金の調達のために資金需要があります。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
資金調達は銀行融資や新株発行など様々な手法がありますが、<b><span style="color: red;">ソフトバンクが社債による資金調達を重視している理由</span></b>について簡単に見てみましょう。<br />
<br />
<h2>
(2)金融戦略と社債発行のメリット</h2>
<ol>
<li>株式を発行すれば既存株主の1株利益が減少する</li>
<li>転換社債は既存株主の1株利益減少の可能性がある</li>
<li>銀行融資は資金使途が限定される</li>
</ol>
</div>
<div>
ソフトバンクが金融戦略で、社債発行のメリットを考えて2013年に7000億円以上の社債による資金調達を行っていると考えることができます。</div>
<div>
<ul>
<li>過去の社債償還資金を確保</li>
<li>長期金利上昇の前に割安な金利で資金調達</li>
</ul>
</div>
<div>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-41-kai-shasai-kinri-hikaku.html">ソフトバンク41回社債金利の比較</a>を見ると、財務体質は良好になっていますが、他社と比較すると金利は高くなっています。ソフトバンクは、多額の個人向け社債を発行したとしても、<b><span style="color: red;"><u>個人投資家は投資資金の運用ニーズがあると判断して、金利が割安のうちに多額の資金調達を決めています</u></span></b>。</div>
<div>
<br />
<h2>
(3)ソフトバンク43回社債の金利1.74%</h2>
ソフトバンクが43回社債金利の利率を、2013年6月3日に発表しているので見てみましょう。</div>
<div>
<ol>
<li><b><span style="color: red;">発行総額 金4,000億円</span></b></li>
<li>各社債の金額 金100万円</li>
<li><b><span style="color: red;">利率 年1.74%</span></b></li>
<li>払込金額 各社債の金額100円につき金100円</li>
<li>償還金額 各社債の金額100円につき金100円</li>
<li><b><span style="color: red;">年限 5年</span></b></li>
<li>償還期限 2018年6月20日</li>
<li>償還方法 満期一括償還。ただし、買入消却は、払込期日の翌日以降、振替機関が別途定める場合を除き、いつでも実施可能。</li>
<li>利払日 毎年6月20日および12月20日</li>
<li><b><span style="color: red;">申込期間 2013年6月4日から2013年6月19日まで</span></b></li>
<li>払込期日 2013年6月20日</li>
<li><b><span style="color: red;">募集の方法 国内での一般募集</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">募集の対象 主に個人投資家</span></b></li>
<li>担保 本社債には担保および保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている資産はない。</li>
<li>財務上の特約 「担保提供制限条項」「担付切換条項」「純資産額維持条項」が付されている。</li>
<li><b><span style="color: red;">取得格付 A</span></b>(格下げ方向でクレジット・モニター指定中/株式会社日本格付研究所)</li>
</ol>
ソフトバンクの社債は、金利1.74%、償還期間は5年であり格付はAのようですね。ソフトバンクの格付けは、<b><span style="color: red;"><u>スプリント買収による負債の増加で、格下げの可能性があることに注意が必要</u></span></b>です。<br />
<br />
<h2>
(4)社債引受の証券会社</h2>
<ol>
<li>大和証券株式会社</li>
<li>野村證券株式会社</li>
<li>みずほ証券株式会社</li>
<li>SMBC日興証券株式会社</li>
<li>三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社</li>
<li>株式会社SBI証券</li>
<li>岩井コスモ証券株式会社</li>
<li>岡三証券株式会社</li>
<li>東海東京証券株式会社</li>
</ol>
ソフトバンク社債を引き受けた証券会社は、上記のとおりになっています。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-41-kai-shasai-kinri-hikaku.html">ソフトバンク41回社債金利の比較</a>を見ると、他社と比較すると金利が割高であったため41回の社債は、すぐに売り切れていました。<br />
<br />
<h2>
(5)社債の資金使途は買収資金と社債償還、借入金の返済資金</h2>
<blockquote class="tr_bq">
米国スプリント・ネクステル・コーポレーション(以下「スプリント」)の<b><span style="color: red;">事業に対する投資資金の一部</span></b>、当社<b><span style="color: red;">社債の償還資金の一部</span></b>および<b><span style="color: red;">既存借入金の返済資金の一部</span></b>に充当予定。</blockquote>
ソフトバンクは社債の資金使途について、上記のように明示しています。スプリントへの投資資金はドル建てになりますので、<b><span style="color: red;">為替レート変動に応じてかわりますね</span></b>。<br />
<br />
ソフトバンクは43回社債金利の利率を発表しましたが、個人投資家の根強い人気がありますので、過去最大の個人向け社債の販売動向に注目ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-84539485061750822382013-06-02T16:06:00.000+09:002013-06-04T15:03:01.605+09:00ソフトバンク43回社債2013年6月の金利ソフトバンクが第43回の社債を、2013年6月に発行しますが金利の高さに注目が集まっています。ソフトバンク社債は、低金利で運用先を模索している投資家に人気がありますが、今回の社債も金融商品として人気が高まりそうですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-AmHbckVpXY4/UarkQ-26adI/AAAAAAAAQUI/_oP4IRcJF4g/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E7%A4%BE%E5%82%B52013%E5%B9%B46%E6%9C%88%E7%AC%AC43%E5%9B%9E.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-AmHbckVpXY4/UarkQ-26adI/AAAAAAAAQUI/_oP4IRcJF4g/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E7%A4%BE%E5%82%B52013%E5%B9%B46%E6%9C%88%E7%AC%AC43%E5%9B%9E.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンク社債の発行に積極的</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-shasai-hakkou.html">ソフトバンク社債発行が最大規模の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-41-kai-shasai-kinri-hikaku.html">ソフトバンク41回社債金利の比較</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/05/softbank-shasai-kojinmuke-tuika-hakkou-kako-saidai-riyu.html">ソフトバンク社債個人向け 追加発行が過去最大の理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクは社債の発行に積極的であることが、上記の記事から分かると思います。ソフトバンクの社債は、機関投資家向けや外貨建て、個人向け社債を発行しており積極的に資金調達していることが分かります。<br />
<div>
<br /></div>
<h2>
(2)ソフトバンクが社債で資金調達を行う理由</h2>
<div>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-sikin-choutatu-seichou-riyu.html">ソフトバンク資金調達と成長理由</a>(7)を見ると、<b><span style="color: red;">株式発行による資金調達は最小限度に抑えており、株主価値の希薄化を防ぐために増資よりも、負債による資金調達を重視</span></b>しています。<br />
<ol>
<li>株式による増資 株主価値の希薄化</li>
<li>転換社債の発行 株主価値の希薄化</li>
<li>銀行融資 資金使途に制約がある</li>
<li><b><span style="color: red;">社債 資金使途の自由度が高い</span></b></li>
</ol>
</div>
<div>
ソフトバンクが社債による資金調達を行う理由は、上記のことが考えられます。ソフトバンクは、<b><span style="color: red;"><u>株主価値の最大化と機動的な投資の両立</u></span></b>を考えて、社債による資金調達を重視していると考えることができます。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<h2>
(3)ソフトバンクの社債発行条件</h2>
ソフトバンクの社債発行条件について、三菱UFJ証券の内容を見てみましょう。ソフトバンク社債の条件について、冒頭の画像は、三菱UFJ証券のホームページから引用です。<br />
<ol>
<li>ソフトバンク社債の発行</li>
<li>個人向け社債</li>
<li>期間 5年</li>
<li><b><span style="color: red;">社債金利 1.25%~2.25%</span></b></li>
<li>社債の条件 6月3日の予定</li>
<li>社債の申込期間 平成25年6月4日~6月19日まで</li>
<li>社債発行金額 4000億円</li>
</ol>
<div>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-41-kai-shasai-kinri-hikaku.html">ソフトバンク41回社債金利の比較</a>で、ソフトバンクと他社の社債を比較しました。ソフトバンクの社債はすぐに売り切れており、比較的金利が高いため今回も多くの投資家が、購入するのではないでしょうか。</div>
<br />
<h2>
(4)ソフトバンク資金調達の理由</h2>
<ol>
<li>スプリント買収資金の追加調達</li>
<li>投資資金の確保</li>
<li>設備投資の資金手当て</li>
<li><b><span style="color: red;"><u>日銀の金融緩和による将来の金利上昇リスクの軽減</u></span></b></li>
<li>社債償還資金の確保</li>
</ol>
ソフトバンク資金調達の理由について考えると、まずはスプリント買収資金の追加調達を考えた方が多いと思います。<br />
<br />
日銀の金融緩和により、長期金利が上昇する可能性がありますが、<b><span style="color: red;">ソフトバンクは金利の低い経済環境のなかで資金調達を行えば、安く借りることができます</span></b>。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクの財務状態</h2>
ソフトバンクの財務状態は、過去に倒産の可能性が示唆されていました。ソフトバンクは<b><span style="color: red;">携帯電話事業の買収後、加入者数の増加により、資金繰りの改善と手元資金が大きく増加</span></b>しています。<br />
<br />
社債の購入時に、企業が倒産することは最大のリスクの一つですが、ソフトバンクの財務体質は改善しており、デフォルトリスクは低そうですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-43-shasai-kinri-happyou.html">ソフトバンク43回社債金利 利率を発表</a>しましたが、1.74%であり、多数の証券会社が引受会社としてあるようですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-46539217530427548022013-05-21T09:39:00.001+09:002013-06-02T16:12:56.672+09:00ソフトバンク社債個人向け 追加発行が過去最大の理由ソフトバンクが個人向け社債を2013年度中に、4000億円追加発行を発表しています。ソフトバンクが社債の追加発行を行う理由はスプリント買収合戦がありますが、調達資金は銀行融資と異なり機動的な資金運用が可能になります。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンクの社債発行2013年</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-shasai-hakkou.html">ソフトバンク社債発行が最大規模の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-41-kai-shasai-kinri-hikaku.html">ソフトバンク41回社債金利の比較</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-shasai-gaikadate.html">ソフトバンク社債外貨建て発行</a></li>
</ul>
ソフトバンクは社債を発行していますが、スプリント買収のために円建てと外貨建ての異なる通貨で社債を発行しています。ソフトバンクが社債で資金調達を行う理由は、<b><span style="color: red;">世界的な金融緩和と格付けの改善により社債の利回りが安くなっている</span></b>ことが理由です。<br />
<br />
ソフトバンクは社債で調達した資金を、スプリント買収資金を追加で準備する目的があるようですね。ソフトバンクは、当初想定していなかったスプリント買収コストの増加であり、ディッシュとの買収競争で負債が増加することで、財務体質は悪化します。<br />
<br />
<h2>
(2)スプリント買収と既発債償還のために社債発行</h2>
ソフトバンク社債個人向け4000億円追加発行の理由について、2013年5月21日の日本経済新聞11面が報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは6月にも4000億円規模の国内普通社債(SB)を個人投資家向けに発行する方針を固めた。<b><span style="color: red;">事業会社が発行する個人向け社債としては過去最大</span></b>。今年に入ってからの社債による調達額は累計で1兆円を超える。現在進めている米携帯電話3位の<b><span style="color: red;">スプリント・ネクステルの買収資金や既発債償還に備えた原資などに充てる</span></b>。</blockquote>
ソフトバンクは、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/sprint-dish-softbank.html">スプリント買収 ディッシュがソフトバンクに対抗</a>していることを意識しており、買収資金の引き上げの原資として、社債発行により資金を確保するようですね。<br />
<div>
<ol>
<li>ソフトバンク社債 個人向け</li>
<li>ソフトバンク社債 機関投資家向け</li>
<li>ソフトバンク社債 海外機関投資家向け</li>
</ol>
</div>
<div>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-sikin-choutatu-seichou-riyu.html">ソフトバンク資金調達と成長理由</a>(7)は、安易な株式発行を行わずに、デッドファイナンス(負債)による資金調達に成功したことですが、スプリント買収でも同様の方針であることが分かります。<br />
<br />
<h2>
(3)低金利のため個人向け社債を追加発行</h2>
<blockquote class="tr_bq">
同社は3月、<b><span style="color: red;">事業会社の個人向け社債としては最大の3000億円を発行</span></b>したが、低金利の中で個人投資家の需要が引き続き高いと判断し、起債額を増やす。</blockquote>
ソフトバンクは社債を様々な投資家に向けて発行していますが、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-shasai-hakkou.html">ソフトバンク社債発行が最大規模の理由</a>に対して、世界的な低金利により資金が集まったことが追加発行の理由にもなっています。<br />
<br />
ソフトバンクの個人向け社債発行が成功すれば、<b><span style="color: red;">個人向け社債で7000億円を数ヶ月間に資金調達しており、改善した格付けを生かして積極的な財務戦略を採用している</span></b>ことが分かります。<br />
<br />
<h2>
(4)ソフトバンク個人向け社債の金利とリスク</h2>
<blockquote class="tr_bq">
期間5年を予定しているとみられ、<b><span style="color: red;">市場金利が大きく動かなければ発行条件は1%台後半となりそうだ</span></b>。大和證券や野村證券、みずほ証券など5社を主幹事に指名し、複数者が引き受けるもよう。 </blockquote>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクはスプリントに対して総額201億ドル(約2兆500億円)で最終的に7割の株式を握る買収を提案、今年7月1日の買収完了を目指している。</blockquote>
ソフトバンクが個人向け社債の金利は、1%台後半としていますが、金利上昇リスクを考えると低金利と考える人もいるかもしれないですね。日銀の金融緩和による、長期金利への影響をどのように考えるかで、判断が分かれそうですね。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクの資金調達が多様化</h2>
<blockquote class="tr_bq">
買収資金手当てのため、金融機関からのつなぎ融資枠を設定しているほか、4月には欧米市場で約3200億円(円換算)の外貨建て社債を発行。調達手段の多様化に努めてきた。日銀の「異次元緩和」で<b><span style="color: red;">低金利が長期化しそうな中、個人投資家の購入意欲は旺盛とみて発行規模を拡大しての起債</span></b>に踏み切る。スプリントを巡っては米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークが対抗買収を提案している。</blockquote>
<br />
ソフトバンクの資金調達について、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-sikin-choutatu-seichou-riyu.html">ソフトバンク資金調達と成長理由</a>(7)でまとめましたが、買収資金の確保のために為替予約などの金融戦略を行っています。<br />
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-ginkou-yusi-sprint.html">ソフトバンク銀行融資とスプリント買収</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-sprint-kawase-hedge-enyasu.html">ソフトバンク スプリント買収為替ヘッジ円安で2000億円節約</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-sprint-baishu-kariire.html">ソフトバンク スプリント買収借入減額の理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、スプリント買収のために着実に金融戦略をとっていますが、ディッシュの対抗買収により買収金額の増加を視野にいれていることが分かります。<br />
<br />
ソフトバンクの個人向け社債は、銀行融資と異なり資金使途の制約があまりないので、スプリント買収資金の追加や社債償還資金など機動的に使うことができますね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-43-shasai-2013-6-kinri.html">ソフトバンク43回社債2013年6月の金利</a>は、1.25%~2.25%になるようですが、2013年6月に金利は決まるようですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-54867949388983344962013-05-08T14:02:00.000+09:002014-05-10T01:16:56.405+09:00ソフトバンク2013年決算で利益が過去最高の理由ソフトバンクが、2013年決算で最高益を発表していますので、ドコモやauと比較して見てみましょう。ソフトバンクは、好調な携帯電話事業に加えて、グループ会社の利益により利益を押し上げており、来期はガンホー子会社化による利益を上積みできそうですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-UAFmL-uFjeY/UYnWbFteULI/AAAAAAAAQJM/zB5bCJM4l3w/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF2013%E5%B9%B4%E6%B1%BA%E7%AE%97%E3%81%A7%E6%9C%80%E9%AB%98%E7%9B%8A.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-UAFmL-uFjeY/UYnWbFteULI/AAAAAAAAQJM/zB5bCJM4l3w/s1600/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF2013%E5%B9%B4%E6%B1%BA%E7%AE%97%E3%81%A7%E6%9C%80%E9%AB%98%E7%9B%8A.jpg" /></a></div>
<br />
<span id="goog_288336672"></span>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンク株価と業績が好調</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-gungho-kogaishaka-tob.html">ソフトバンク ガンホー子会社化TOBの仕組み</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-rieki-zouka-riyu.html">ソフトバンク利益増加の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-ntt-kabuka-riyu.html">ソフトバンクNTTの株価を抜いた理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクの株価と業績が好調でしたが、ガンホー子会社化により株価がさらに高騰しています。ガンホーは、アベノミクスにより株価が最も上昇した上場企業の一つですが、ソフトバンク買収後のグループ戦略にも注目ですね。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンクとKDDIが過去最高益を更新</h2>
ソフトバンク2013年決算で最高益であることを、2013年4月30日の日本経済新聞9面が報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
携帯電話大手3社の2013年3月期連結決算が30日出そろった。昨年9月に米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)5」を発売した<b><span style="color: red;">KDDIとソフトバンクの営業利益がそれぞれ伸び、ともに過去最高益を更新</span></b>した。</blockquote>
ソフトバンクとKDDIは、iPhone5の販売が好調ですが、過去最高益を更新したようですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kogaisha-yahoo-alibaba.html">ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ</a>やガンホーも業績が伸びており、株式の含み益にもきたいできそうですね。<br />
<br />
<h2>
(3)ドコモは減益</h2>
<blockquote class="tr_bq">
半面、顧客流出を止めるため販促費を積み増したNTTドコモは営業利益(米国会計基準)が減った。</blockquote>
ドコモは、販促費の積み増しにより減益となっていますが、<a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/02/docomo-xperia-z-hyouka-sony.html" target="_blank">ドコモXperia Zの評価が高い</a>ことを生かして販促費を減らすことができるのかが焦点になりそうですね。<br />
<br />
<h2>
(4)KDDIはシナジー効果とスマホで利益が増加</h2>
<blockquote class="tr_bq">
KDDIの営業利益は前の期に比べ7%増え5126億円だった。<b><span style="color: red;">固定通信回線とスマホをセット契約した場合に割引となるサービスが人気</span></b>で、スマホ販売が好調だった。データ通信料の大きい<b><span style="color: red;">スマホの販売比率が高まり、採算が改善</span></b>した。</blockquote>
<a href="http://au-cm.blogspot.jp/2013/04/kddi-jcom-kogaishaka-tob.html">KDDI JCOM子会社化TOBの結果</a>、子会社化を進めていますがグループの通信会社を生かした販売戦略で利益を増加させているようですね。KDDIの利益は、auのスマホ販売比率が高まっていることも大きな要因ですが、iPhone5導入の効果がでていることが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクは契約者数の増加が過去最大</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクの営業利益は7450億円と前の期に比べ10%増。最大の商戦期となった<b><span style="color: red;">期末に契約者数が伸び、3月の新規契約から解約を差し引いた純増数は66万700件と単月で最大</span></b>だった。</blockquote>
ソフトバンクは携帯電話事業の販売が好調なことが利益増加の理由となっており、ドコモやauに携帯電話の販売競争で優位に立っていることが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(6)携帯3社の連結業績(2013年3月期)</h2>
<ol>
<li>NTTドコモ 売上高 44701億円 5%増加 営業利益8371億円 4%減少 米国会計基準</li>
<li>ソフトバンク 売上高 33783億円 5%増加 営業利益7450億円 10%増加</li>
<li>KDDI 売上高 36622億円 3%増加 営業利益5126億円 7%増加</li>
</ol>
携帯3社の連結業績を見ると、ソフトバンクとKDDIは携帯電話事業以外のグループの売上高も含まれていますので、単純比較には注意が必要です。<br />
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-41-kai-shasai-kinri-hikaku.html">ソフトバンク41回社債金利の比較</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kinyu-senryaku-sikin-choutatu.html">ソフトバンク金融戦略と資金調達</a></li>
</ul>
ソフトバンクの金融戦略は、多額の負債に依存しておりドコモやauと比較すると財務体質は脆弱ですが、利益も好調であり財務は健全化が進みそうですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/softbank-kessan-2013-7-1-rieki.html">ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍</a>を見ると、携帯電話事業や子会社の決算が好調であり、利益の上方修正を行っています。<br />
<br /><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2014/05/softbank-kessan-2014-eigyou-rieki-1-chou-yen.html">ソフトバンク決算2014年営業利益1兆円</a>をまとめましたが、携帯電話事業だけでなく、スプリントやパズドラのガンホーなどの買収によって業績拡大が続いています。<b><span style="color: red;"><u>ソフトバンクは2013年度決算で過去最高の利益となっていますので、今後の企業買収や利益増加に注目</u></span></b>ですね。Unknownnoreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-71240089261424260542013-04-22T11:37:00.002+09:002013-04-22T11:44:32.617+09:00ソフトバンク株主優待の変更理由ソフトバンクが株主優待の変更を発表しており、ソフトバンク携帯契約者以外は、一部株主優待の対象外になるようですね。ソフトバンク契約手続きの簡素化や手元資金流出を抑える効果がありそうですが、株価が上昇しなければ株主の不満にも繋がりそうですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソフトバンク株価と株主優待</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-kabuka-gyouseki-rieki.html">ソフトバンク株価と業績は利益が過去最高</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kabunusi-yutai-kakaku.html">ソフトバンク株主優待内容と価格</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-gungho-kogaishaka-tob.html">ソフトバンク ガンホー子会社化TOBの仕組み</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-ntt-kabuka-riyu.html">ソフトバンクNTTの株価を抜いた理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、携帯電話事業や子会社の業績好調により、過去最高益を予想しており、株価は上昇傾向にあります。<br />
<br />
ソフトバンクの株価が上昇傾向ですが、携帯電話事業買収後、株主優待券が人気を集めたことも、個人株主から支持を得た要因です。ソフトバンクの株主優待は、価格が上昇していることから人気の傾向がありましたが、株主優待の内容変更を決めたようですね。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンク契約者の株主が無料</h2>
<div>
ソフトバンク株主優待の変更について、2013年4月18日の日経新聞15面が報じているので見てみましょう。</div>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは17日、株主優待制度を変更すると発表した。<b><span style="color: red;">同社と契約する株主に対し、定額料金制「ホワイトプラン」の基本使用料(月額980円)を6ヶ月間無料</span></b>とする。</blockquote>
ソフトバンクは、株主優待について基本使用料は、<b><span style="color: red;">ソフトバンクと契約する株主に限って、6ヶ月間無料</span></b>とするようですね。<br />
<br />
<h2>
(3)基本使用料金を一律、半年間無料</h2>
<blockquote class="tr_bq">
これまでも既存契約者には持ち株数に応じて一定期間無料としていたが、<b><span style="color: red;">新規や既存を問わず一律、6ヶ月無料</span></b>とすることで分かりやすい仕組みとした。</blockquote>
ソフトバンクは株主のうち、ソフトバンクの携帯電話と契約する株主を優遇するとともに、持ち株数に関わらず、無料期間を一律に変えています。<br />
<br />
<h2>
(4)無料期間の変更で現場の手続きは簡素化</h2>
<blockquote class="tr_bq">
3月末時点で1単元(100株)以上を保有していた株主が対象。これまでは同社と新規契約した株主には商品券かキャラクターグッズを、<b><span style="color: red;">既契約者には持ち株数に応じて無料期間を分けていた</span></b>。</blockquote>
<b><span style="color: red;">ソフトバンクの携帯電話契約に関わる代理店は、契約手続きが簡素化されるため、事務の品雑さが減少</span></b>しそうですね。<br />
<br />
<h2>
(5)ソフトバンクの個人株主の動向に注目</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクの<b><span style="color: red;">個人株主比率は2012年9月末時点で37.3%</span></b>を占めている。</blockquote>
ソフトバンクの株主は、ソフトバンクの携帯電話契約者以外にもいるため、個人株主の動向に注目ですね。<br />
<br />
<ul>
<li>メリット ソフトバンクの優待制度の目的明確化と資金流出の減少</li>
<li>メリット ソフトバンクの優待制度簡素化で分かりやすくなる</li>
<li>メリット ソフトバンクの代理店の事務簡素化</li>
<li>リスク <b><span style="color: red;">ソフトバンクで携帯電話契約していない株主の不満</span></b></li>
</ul>
<br />
ソフトバンク株主の中には、株主優待券を金券ショップで売却している方がいるかもしれません。ソフトバンクが、業績好調と成長期待を続けて、<b><span style="color: red;">株価が上昇すれば株主の不満がやわらぐ</span></b>でしょうね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-26601327960455646362013-04-16T02:39:00.002+09:002013-04-16T02:40:31.662+09:00スプリント買収 ディッシュがソフトバンクに対抗ソフトバンクのスプリント買収に対して、ディッシュが対抗して買収を発表しています。スプリント買収は、ソフトバンクの財務悪化懸念と成長期待の両方がありましたが、ディッシュの対抗買収に対して買収価格を上げれば、ソフトバンクの財務負担が増しますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-gUJM5FoITuY/UWwsuIBSnEI/AAAAAAAAQAY/VdwMNK8XTy8/s1600/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E8%B2%B7%E5%8F%8E+%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%8C%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AB%E5%AF%BE%E6%8A%97.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-gUJM5FoITuY/UWwsuIBSnEI/AAAAAAAAQAY/VdwMNK8XTy8/s1600/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E8%B2%B7%E5%8F%8E+%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%8C%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AB%E5%AF%BE%E6%8A%97.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)ソフトバンク スプリント買収のファイナンス</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-ginkou-yusi-sprint.html">ソフトバンク銀行融資とスプリント買収</a>(7)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-sprint-kawase-hedge-enyasu.html">ソフトバンク スプリント買収為替ヘッジ円安で2000億円節約</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-sprint-baishu-kariire.html">ソフトバンク スプリント買収借入減額の理由</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/04/softbank-shasai-gaikadate.html">ソフトバンク社債外貨建て発行</a></li>
</ul>
ソフトバンクのスプリント買収の金融戦略について見ると、銀行融資、為替予約、個人向け社債と外貨建て社債の組み合わせであることが分かります。<br />
<br />
<h2>
(2)ソフトバンク買収失敗によるドル資金</h2>
ソフトバンクは為替予約をすでに行っているため、<b><span style="color: red;">買収失敗の際は巨額のドル資金が手元に残りますが為替予約を終えており、円安ドル高により巨額の差益が出る可能性</span></b>があります。<br />
<br />
銀行借入の資金使途が、スプリントの買収資金であれば買収失敗により、巨額のドル資金を円に換えることで銀行融資を行う必要がでる可能性があります。<br />
<br />
<h2>
(3)デュッシュネットワークが255億ドルで買収提案</h2>
スプリント買収、ディッシュがソフトバンクに対抗したことについて、2013年4月15日のロイター通信が<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00000080-reut-bus_all" target="_blank">米衛星放送ディッシュ、スプリントに255億ドルで買収提案</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
米衛星放送サービス会社ディッシュ・ネットワーク<DISH.O>は、米携帯電話会社スプリント・ネクステル<S.N>に<b><span style="color: red;">255億ドルでの買収を提案した。買収は現金と株式の組み合わせ</span></b>で行う。</blockquote>
デュッシュネットワークが、スプリントの対抗買収を提案しており、現金と株式交換によるものを提案しているようですね。<br />
<br />
<h2>
(4)ディッシュとソフトバンクのスプリント買収案を比較</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">ディッシュは対抗案について、ソフトバンクの買収案をおよそ13%上回る</span></b>としている。スプリント株主はまた、<b><span style="color: red;">合併後の新会社の32%を所有</span></b>する。スプリントは昨年10月、<b><span style="color: red;">70%株式を200億ドルで売却</span></b>することでソフトバンクと合意していた。</blockquote>
ディッシュとソフトバンクのスプリント買収案を比較してみましょう。<br />
<ul>
<li>ディッシュ 255億ドル(現金173億ドル 82億ドル相当の株式) 68%の株式</li>
<li>ソフトバンク 200億ドル 70%の株式</li>
</ul>
デュッシュとソフトバンクの買収条件を比較すると、デュッシュの買収条件のほうが、かなり有利ですので<b><span style="color: red;">ソフトバンクが対抗するのであれば、金額の積み増しが必要な可能性</span></b>があります。<br />
<br />
<h2>
(5)ディッシュは携帯電話事業を保有しておらず</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ディッシュはスプリント取締役会への書簡で、<b><span style="color: red;">110億ドルのコスト削減効果</span></b>に加え、全米にビデオ、ブロードバンド、音声サービスを提供できる事業体になれるとして<b><span style="color: red;">シナジー効果を強調し、ソフトバンクの買収案よりも有利と主張</span></b>した。</blockquote>
ディッシュはソフトバンクと異なり、携帯電話事業を保有しておらず、通信設備の投資や機種の調達コスト削減は不可能でしょう。<br />
<br />
<h2>
(6)手元資金とデッドファイナンシングで調達</h2>
<blockquote class="tr_bq">
買収資金については、<b><span style="color: red;">手元資金およびデットファイナンシングを通じて82億ドルを手当てする方針</span></b>とし、同案件のアドバイザーを務めるバークレイズが資金確保に強い自信を見せていると説明している。</blockquote>
デュッシュの買収提案について、2013年4月16日のブルームバーグが、現金173億ドルと82億ドル相当の株式と発表しています。ソフトバンクはスプリント買収の条件を引き上げなければ、スプリント買収は厳しいかもしれないですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-85355012895793947532013-04-09T12:07:00.003+09:002013-06-26T15:40:03.780+09:00ソフトバンク社債外貨建て発行ソフトバンクが社債を、ドルの外貨建てで機関投資家に発行するようですね。ソフトバンクは、円建ての銀行借入を行っていますが為替予約を行っており、ドル建ての資金は銀行借入返済に回すことも可能ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)社債の発行と金融戦略</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-shasai-hakkou.html">ソフトバンク社債発行が最大規模の理由</a></li>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/03/ntt-docomo-shasai-kinri-hikaku.html" target="_blank">NTTドコモ社債の比較</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kinyu-senryaku-sikin-choutatu.html">ソフトバンク金融戦略と資金調達</a>(5)</li>
</ul>
ソフトバンクの金融戦略を見ると、社債の発行や銀行借入など資金調達手段が多岐にわたることが分かります。<br />
<br />
ソフトバンクは借入により急成長していますが、携帯電話会社のドコモと比較すると、財務体質の違いが社債金利にでていますね。<br />
<br />
<h2>
(2)米ドル建てとユーロ建ての社債発行</h2>
ソフトバンクが社債を外貨建てで発行することを、2013年4月9日の日経新聞11面が報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは8日、米ドル建てとユーロ建てで総額20億ドル(約1940億円)の社債を発行すると発表した。今年半ばに予定している米携帯電話3位のスプリント・ネクステルの買収資金などに充てる。これまで、<span style="color: red;"><b>つなぎ融資や円建て社債でまかなうとしてきたが、調達手段を多様化</b></span>する。一部をドル建て資金に置き換えることで為替変動リスクの軽減にもつながりそうだ。</blockquote>
ソフトバンクが海外で、スプリント買収資金の一部を調達多様化のために、外貨建て社債を発行すると報道されています。<br />
<ul>
<li>米ドル建てとユーロ建てで総額20億ドル(約1940億円)の社債を発行</li>
<li>米携帯電話3位のスプリント・ネクステルの買収資金など</li>
<li>調達手段を多様化、<b><span style="color: red;">為替変動リスクの軽減</span></b></li>
</ul>
ソフトバンクは、社債発行により資金調達の多様化が目的のようですね。スプリントは、アメリカの携帯電話会社ですので、米ドルが不可欠になります。<br />
<br />
ソフトバンクは、ドル建ての資金を確保することで、<b><span style="color: red;">円建て資金は円安ドル高傾向ですので為替変動リスクを避ける効果は大きい</span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(3)償還年数が長く、資金繰が安定化</h2>
<blockquote class="tr_bq">
利率や起債時期などは未定。<b><span style="color: red;">償還期限が2020年の7年物</span></b>を予定している。米、欧、アジアの投資家に販売し、調達資金の大半を<b><span style="color: red;">スプリントの買収資金に、残りを借入金の返済</span></b>に充てる。</blockquote>
ソフトバンクは銀行借入と比較して、償還期限が長い社債で資金調達を行うことにより資金繰りの安定を目的としていますね。<a href="http://tamugon.blogspot.jp/2013/02/sharp-kakuduke-kakusage-riyu.html" target="_blank">シャープ格付格下げの理由 短期有担保借入の増加</a>であることを考えると、償還年数が7年の社債は、格付けによい影響があるかもしれないですね。<br />
<br />
長期の社債は、利率が高くなるデメリットがありますが、世界的な金融緩和の影響で金利は低下しており、メリットが大きいと判断したのでしょう。<br />
<br />
<h2>
(4)約6000億円を社債で調達により投資の自由度が向上</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ソフトバンクは約201億ドルでスプリントを買収。3月に事業会社としては過去最大となる個人投資家向け社債などで3700億円を発行した。今回分をあわせて<b><span style="color: red;">総額6000億円近くを社債</span></b>でまかなう計算になる。</blockquote>
ソフトバンクは社債で資金調達を行う理由は、<b><span style="color: red;">銀行借入と比較すると、資金使途の自由度が高い</span></b>ことをあげることができます。<br />
<br />
ソフトバンクは、スプリント買収資金について為替予約をすでに行っており、銀行融資を前倒しで返済することで、経営の自由度が高まります。<br />
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-sprint-kawase-hedge-enyasu.html">ソフトバンク スプリント買収為替ヘッジ円安で2000億円節約</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-sprint-baishu-kariire.html">ソフトバンク スプリント買収借入減額の理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクはスプリント買収資金は、<b><span style="color: red;">円建ての銀行借入でしたが為替予約を行っており、調達したドル資金をそのまま返済に回すことができます</span></b>。<br />
<br />
民主党政権の解散発表から続いた円安傾向を考えると、<b><span style="color: red;">スプリント買収の円安ドル高対策が順調である</span></b>と言えますね。<br />
<br />
<h2>
(5)返済能力の高い子会社が債務保証か</h2>
<blockquote class="tr_bq">
外貨建て社債は子会社の<b><span style="color: red;">ソフトバンクモバイルとソフトバンクテレコムが元利払いを保証</span></b>する仕組み。ソフトバンクは現在、日本格付研究所(JCR)からシングルA格、米スタンダード・アンド・プアーズとムーディーズからトリプルB格の格付けを得ている。社債発行にあわせ、海外2社の格付けを新たに取得する予定という。</blockquote>
スプリントは現在、赤字であり格付けソフトバンクよりも低い状態が続いていますので、<span style="color: red;"><b>スプリントが資金調達を行うよりも、金利が低く有利な条件で資金調達</b></span>ができそうですね。<br />
<br />
<h2>
(6)ドル建ての資金調達は金利が高い</h2>
<blockquote class="tr_bq">
米ドル建て社債市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和の影響で金利が歴史的に低い水準で推移している。年限7年の<b><span style="color: red;">ドル建て社債の市場での利回りはシングルA格で2%強、トリプルB格で3%強程度の銘柄が多い</span></b>。</blockquote>
ソフトバンクがドル建てで資金調達を金利が高いですが、それを補うメリットはあります。ソフトバンクの主な収益は、携帯電話市場とヤフーの利益ですが、どちらも日本市場のため円建てです。<br />
<br />
ソフトバンクが、円建てで資金調達をすると、<b><span style="color: red;">円安ドル高による為替変動リスクが発生しますが、ドル建てで調達すればリスクはなくなります</span></b>。ドル円の為替レートは、長期で考えると数円変動しますので、ドル建ての調達金利が高くても、メリットは十分にありそうですね。<br />
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<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/06/softbank-sprint-2013-6-kabunusi-soukai-shounin.html">ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認</a>されましたが、ドル建ての買収価格引き上げは、外貨建て社債の発行が円滑に進んだため行えたのではないでしょうか。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-75493209302613026722013-04-08T18:47:00.003+09:002013-08-10T22:09:32.765+09:00ソフトバンク資金調達と成長理由(7)ソフトバンクは急激に成長していますが、買収の資金調達が借入を主体に行ったことが急成長の理由ですね。ソフトバンクは、借入による資金調達を重視していましたので、買収失敗は経営悪化の可能性が高いですが、買収成功により経営危機を乗り切っていることが分かります。<br />
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(1)ソフトバンクの金融戦略と子会社</h2>
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<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kinyu-senryaku-sikin-choutatu.html">ソフトバンク金融戦略と資金調達</a>(5)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kogaisha-yahoo-alibaba.html">ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ</a>(6)</li>
</ul>
ソフトバンクの金融戦略を見ると買収により子会社を増やすと同時に、積極的に負債を増やすことで買収した会社の立て直しや成長に成功していることが分かります。<br />
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ソフトバンクは、<b><span style="color: red;">ヤフージャパンなどが成長することで、子会社株式の含み益や収益が増加しており、財務体質の改善や信用力の向上</span></b>に繋がっています。<br />
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(2)ボーダフォンなど買収資金は主に借入</h2>
<blockquote class="tr_bq">
例えばボーダフォンのように1兆7500億円もの資金を投入して買収したものもあるが、<b><span style="color: red;">買収費用の多くは自己資金ではなく、借入れ</span></b>で賄っている。</blockquote>
ソフトバンクの収益体質が大きく改善したのは、ボーダフォン買収による携帯電話事業の成功によるものですが、買収資金は借入で行っており、ボーダフォン買収はLBOですね。<br />
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(3)ボーダフォン買収の成功と買収資金借り換えの理由</h2>
ソフトバンクのボーダフォン買収の借入金は、<b><span style="color: red;">ボーダフォンの利益が返済原資となっており、携帯電話事業で生み出した資金は資金使途が制限</span></b>されていました。<br />
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ソフトバンクは、好調な携帯電話事業を背景に買収資金の返済を加速させ、<b><span style="color: red;">借入金の借り換え成功により、資金使途の制限解除と利率の低下に成功</span></b>しています。<br />
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ソフトバンクが、イーモバイル買収やスプリント買収を決断したのは、携帯電話事業で生み出した資金が自由に投資できるようになったことも、大きな理由ですね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/08/softbank-kyochou-yusi-saidai-riyu.html">ソフトバンク協調融資が最大の理由</a>を見ると、2013年9月末実行のよていですが、ボーダフォン買収資金よりも資金使途の制約がない可能性が高いですね<br />
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(4)借金によりソフトバンクは急成長とリスク</h2>
<blockquote class="tr_bq">
つまり、元では少なくても<b><span style="color: red;">借金によってレバレッジ(テコ)を利かせて成長を続けてきた</span></b>といえ、これこそがソフトバンク流成長の神髄なのだ。</blockquote>
ソフトバンクは借入により、成長を行いましたので、携帯電話事業の成功により財務体質が改善しましたが、<a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/03/ntt-docomo-shasai-kinri-hikaku.html" target="_blank">NTTドコモ社債の比較</a>を見ると、財務体質に差があることが分かります。<br />
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ソフトバンクの企業買収が借入金が中心であると言うことは、買収失敗の際は自己資金が少ないため、借金返済が困難となり経営危機に直結します。<br />
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(5)スプリントの買収のファイナンス戦略</h2>
<blockquote class="tr_bq">
今後もその手を緩めるつもりは毛頭なさそうである。国内で成長のスピードが止まると見越し、<b><span style="color: red;">米国通信業界3位のスプリント・ネクステルを今年、買収</span></b>する。</blockquote>
ソフトバンクは、スプリント買収を多額の銀行借入で調達していますが、為替予約や社債調達による資金源の多様化によるファイナンスに成功しています。<br />
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-ginkou-yusi-sprint.html">ソフトバンク銀行融資とスプリント買収</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/02/softbank-sprint-kawase-hedge-enyasu.html">ソフトバンク スプリント買収為替ヘッジ円安で2000億円節約</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-sprint-baishu-kariire.html">ソフトバンク スプリント買収借入減額の理由</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、スプリント買収の際に、<b><span style="color: red;">銀行からの資金調達、為替予約、個人向け社債のファイナンスにより資金調達とリスクヘッジ</span></b>を行っています。スプリントやクリアワイヤへの資金支援の仕方を含めると、ファイナンス戦略を重視していることが分かりますが、今回は省略します。<br />
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(6)ソフトバンクの借入増加と倒産懸念</h2>
<blockquote class="tr_bq">
もっとも、来期は<b><span style="color: red;">国内営業利益が8000億円を超えても、スプリント買収の負担が全体の利益を押し下げそう</span></b>。とはいえ、ドコモの利益を完全に抜く「Xデー」もそう遠くはないだろう。</blockquote>
<div>
ソフトバンクはの借入増加により、バブル期の銀行融資増加により倒産した企業を思い出した方もいるのではないでしょうか。</div>
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<ul>
<li><a href="http://funshoku.blogspot.jp/2013/04/toukai-kougyou-zenekon-tousan.html" target="_blank">東海興業 ゼネコン倒産の理由</a></li>
<li><a href="http://funshoku.blogspot.jp/2013/04/hokkaidou-takusho-ginkou-tousan-kabutodecom.html" target="_blank">北海道拓殖銀行 倒産とカブトデコム解散</a></li>
</ul>
</div>
<div>
北海道拓殖銀行は、東海興業やカブトデコムなどの<b><span style="color: red;">リゾート開発や不動産投資の失敗により、不良債権増加して倒産</span></b>しています。ソフトバンクに銀行は多額の融資を行っていますが、ソフトバンクの事業構成が大きく変化しており、以前よりも経営は安定していることが分かると思います。</div>
<div>
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ソフトバンクはスプリント買収で借入金が増加しますが、<b><span style="color: red;">子会社のヤフーやアリババの含み益に加えて、携帯電話事業は現金収入が安定している</span></b>点が異なりますね。<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/07/alibaba-joujou-softbank-rieki.html">アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円</a>が見込めるようですので、アリババの含み益により財務の健全性は保たれそうですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-42074386890650671972013-04-05T03:15:00.002+09:002013-04-05T03:16:07.469+09:00イーアクセス インサイダー取引とソフトバンクイーアクセスの役員秘書がインサイダー取引を行いましたが、ソフトバンクの株価に対する影響は限定的のようですね。イーアクセスの役員秘書に対して、情報漏えいを行った役員がいるのであれば、処分の対象になるかもしれないですね。<br />
<a name='more'></a><br />
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(1)イーアクセス買収とソフトバンクの戦略</h2>
<ul>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/e-access-softbank.html">イーアクセス株売却先の名前とソフトバンクの目的</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-e-access-rival.html">ソフトバンク イーアクセス買収のライバル</a>(4)</li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/son-masayosi-e-access.html">孫正義イーアクセス買収の真相</a>(5)</li>
</ul>
イーアクセスの千本会長は、企業の売却先はソフトバンクに決めましたが、auと以前から売却交渉をしていましたが、交渉の決め手はスピードでした。<br />
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イーアクセス買収により、ソフトバンクは通信品質向上による顧客満足の向上を、効率的な設備投資により達成できそうですね。<br />
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(2)インサイダー取引で強制調査</h2>
イーアクセス、インサイダー取引について、2013年4月3日の読売新聞が<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130403-00001292-yom-soci" target="_blank">イー・アクセス社員、インサイダーで強制調査</a>と報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
携帯電話大手のソフトバンクが買収した携帯電話会社「イー・アクセス」(東京都)の<b><span style="color: red;">役員秘書だった20歳代の男性社員</span></b>が、買収発表前に自社株を購入した疑いがあるとして、<b><span style="color: red;">証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で、男性社員の自宅などを3月に強制調査</span></b>していたことがわかった。</blockquote>
イーアクセスの役員秘書が、インサイダー取引で強制調査を受けていますね。イーアクセスの役員秘書に20歳代でなるということは、かなり優秀な人物であったのかもしれないですが、欲をかいて違法行為を行ってはダメですね。<br />
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(3)役員が秘書に情報漏えいか</h2>
<blockquote class="tr_bq">
監視委は、男性社員が<b><span style="color: red;">秘書業務を通じて知った情報を基に購入</span></b>したとみて、検察当局への告発を視野に調査を進めている。</blockquote>
イーアクセスの男性社員は、役員秘書業務を行っていたので、情報が入っていたのでしょう。イーアクセスの問題は、企業買収の具体的な話が、なぜ秘書に漏れたのかという点でしょうね。<br />
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イーアクセスのインサイダー取引は、<b><span style="color: red;">役員が何らかの形で役員秘書に情報漏えいした可能性があり、責任問題になる可能性がある</span></b>のではないでしょうか。<br />
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(4)買収発表前に株式1000万円分を購入、数千万円の利益</h2>
<blockquote class="tr_bq">
関係者によると、男性社員は、<b><span style="color: red;">買収が発表される前に自社株を約1000万円分購入</span></b>したという。男性社員は株を売却しなかったものの、<span style="color: red;"><b>数千万円の含み益</b></span>があったとみられる。</blockquote>
イーアクセスの役員秘書は、買収発表前に大量の株式を購入して、多額の利益を得たようですね。イーアクセスの役員秘書は含み益となっていますので、利益は確定させていないようです。<br />
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(5)イーアクセス株の急上昇</h2>
<blockquote class="tr_bq">
買収発表は昨年10月1日で、1万5000円台で推移していた同社の株価は、発<b><span style="color: red;">表後に急騰。2か月後には6万円台</span></b>に達した。</blockquote>
<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/son-masayosi-e-access.html">孫正義イーアクセス買収の真相</a>(5)でまとめましたが、イー・アクセス株の買収価格について市場価格よりもかなり高い価格を提示しています。<br />
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イーアクセス役員秘書のインサイダー取引がソフトバンク株価に与えた影響を見ると、2013年4月4日の終値は、前日よりも上昇しており限定的のようですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3819366312690262831.post-22871523311158225012013-04-04T17:16:00.000+09:002013-04-22T11:44:50.289+09:00ソフトバンクNTTの株価を抜いた理由ソフトバンクがNTTの時価総額を抜きました。ソフトバンクは株価が好調であり、NTTドコモの株価を抜くのかどうか、2013年度の業績に注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
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(1)ソフトバンクとNTTドコモの比較</h2>
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<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/01/softbank-kabuka-gyouseki-rieki.html#uds-search-results">ソフトバンク株価と業績は利益が過去最高</a></li>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/02/docomo-business-model.html" target="_blank">ドコモ ビジネスモデルと投資戦略</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-docomo-rieki-hikaku.html">ソフトバンク ドコモ利益の比較</a></li>
</ul>
ソフトバンクは、2012年度の業績が過去最高の見込みであり、株価も上昇基調であることが分かります。ソフトバンクは、ボーダフォンから携帯電話事業を買収後、資金確保を行ってきたことについて、<a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/softbank-kinyu-senryaku-sikin-choutatu.html">ソフトバンク金融戦略と資金調達</a>でまとめました。<br />
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ソフトバンクは携帯電話事業の成功により、経営の安定化と利益の拡大に成功しており、株価も上昇基調のようですね。<br />
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(2)ソフトバンク株がNTT株の時価総額を上回る</h2>
<h3>
ソフトバンク株の株価</h3>
ソフトバンクがNTTの株価を抜いたことについて、日経新聞2013年4月4日の15面が報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
3日の株式市場で、<b><span style="color: red;">ソフトバンク株の時価総額が初めてNTTを上回った</span></b>。ソフトバンクは前日比215円(5%)高の4485円で取引を終え、時価総額は5兆3473億円になった。</blockquote>
ソフトバンクの株価が、NTTの時価総額を上回ったようですね。ソフトバンク株とNTT株の時価総額について比較してみましょう。<br />
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<h3>
NTT株の株価</h3>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">NTTの5兆3391億円を追い抜き、通信で時価総額首位のNTTドコモにあと約6600億円に迫った</span></b>。海外企業の買収など明確な成長戦略を打ち出している点が投資家に評価されている。</blockquote>
ソフトバンク株とNTT株の時価総額を比較してみましょう。<br />
<ol>
<li>ソフトバンク時価総額 5兆3473億円 2013年4月3日株価の終値</li>
<li>NTT時価総額 5兆3391億円 2013年4月3日株価の終値</li>
</ol>
ソフトバンクとNTTの時価総額を比較すると、わずかですが、ソフトバンクの方が高くなっています。<a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/02/docomo-kaigai-tousi-sippai.html">ドコモ海外投資の失敗</a>でまとめましたが、最大株主はNTTのため、ドコモの成長戦略と時価総額がNTT株価に大きな影響を与えます。<br />
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(3)ソフトバンクとドコモの投資戦略比較</h2>
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<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/02/docomo-business-model.html" target="_blank">ドコモ ビジネスモデルと投資戦略</a></li>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/03/docomo-kaigai-baishu-softbank.html">ドコモ海外買収計画とソフトバンク</a></li>
<li><a href="http://softbank-mobile.blogspot.jp/2013/03/sprint-softbank-baishu-sonogo.html">スプリント買収その後 米国がソフトバンク承認</a></li>
</ul>
ソフトバンクとドコモの投資戦略を比較すると、ソフトバンクは通信事業を強化しているのに対してい、ドコモはサービス分野に投資していることが分かります。<br />
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NTTドコモは強い顧客基盤を生かして、サービス分野で収益を強化しようとしていますが、投資効果が分かりにくく、日本有数の利益水準ですが伸び悩んでいます。<br />
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(4)ソフトバンク株とNTT株の上昇率に違い</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">NTT株の年初からの上昇率が11%にとどまる一方、ソフトバンク株は4割に達する。</span></b>「この1年で海外投資家から最も問い合わせの多かった銘柄」(BNPパリバ証券)という。昨年は<b><span style="color: red;">米国携帯電話3位のスプリント・ネクステルの買収を発表。携帯事業の基盤を整備し「世界トップを狙う」</span></b>(孫正義社長)構えだ。</blockquote>
ソフトバンク株とNTT株の上昇率の違いに、両社の成長力への期待が現れていることが分かります。NTTの株価が伸び悩んでいるということは、利益の大半を占める、NTTドコモの戦略が評価されていないと言うことができますね。<br />
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(5)ソフトバンクとNTTドコモの利益予想の比較</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">ソフトバンクの2014年3月期連結営業利益のアナリスト予想平均は7978億円</span></b>で、13年3月期から7%増える見通し。一方、<b><span style="color: red;">NTTは同1%増の1兆2252億円、NTTドコモも同1%増の8308億円</span></b>にとどまる。利益成長力への期待から今後はNTTドコモとの時価総額の差も縮まる可能性がある。</blockquote>
ソフトバンクはNTTよりも連結営業利益が低いですが、成長期待から株価を追い抜いたことが分かります。<br />
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ソフトバンクとドコモの営業利益を比較すると、<b><span style="color: red;">ドコモのほうが営業利益が多く、財務体質も健全ですが、株式市場は成長性も評価</span></b>します。ソフトバンクはスプリント買収を発表していますが、ドコモが成長戦略を打ち出せなければ、時価総額が逆転する日が近いのかもしれないですね。Unknownnoreply@blogger.com0