ソフトバンク格付け格下げ影響

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ソフトバンク格付け格下げ影響は、資金調達が終わっていますので影響は限定的になりそうですね。ソフトバンク格下げの理由は、スプリント買収による負債増加ですので、早期に経営再建が行われるのか注目ですね。

(1)ソフトバンク銀行融資と社債による資金調達

ソフトバンクは、スプリント買収のために銀行融資と社債による資金調達を終えていますが、一般投資家のソフトバンク社債の人気は高いですね。ソフトバンク社債は格付け格下げの影響により、価格が下がることが予想されますが、銀行融資には、ほとんど影響がないでしょう。

ソフトバンクの金融戦略は、通信会社が保有する資産の流動化やリースにより、資金化や初期コストを抑えてきましたが、スプリント買収後にどうなるのか注目ですね。

(2)S&Pがソフトバンクを投機的水準に格下げ

ソフトバンク格付け格下げ影響について、2013年7月8日ロイターが、ソフトバンクの格付けをBBBからBB+に2段階引き下げ=S&Pを報じているので見てみましょう。
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)は8日、ソフトバンク<9984.T>の長期会社格付けと長期優先債券格付けをBBBからBB+に2段階引き下げ、クレジット・ウォッチを解除したと発表した。
S&Pがソフトバンクの格付け格下げを発表しており、スプリント買収による負債の増加を嫌気した形ですね。ソフトバンクは社債により、7000億円以上の資金調達をすでに終えており、格下げの影響は特にないと言えそうですね。

(3)格付けの取り下げ

長期優先債券のうち、国内債4本の格付けは、同社からの要請に基づき取り下げたという。
上場企業の格付けは、企業が格付け会社にお金を支払うことで行われています。言い換えれば、自社に都合の悪い格付けが発表される可能性があるときに、企業は格付け会社からの格付けを取り下げることがあります。

ソフトバンク協調融資が最大の理由を見ると、2013年9月末をめどに、2兆円の協調融資を行いスプリント買収資金などの借り換えを行うようですね。

(4)スプリント買収による格付け格下げ

S&Pによると、この格付けアクションは、米携帯電話第3位のスプリント・ネクステル<S.N>(B+/クレジット・ウォッチ方向性不確定)に対する買収計画が、株主や米国連邦通信委員会の承認を得たことから、買収手続きが7月中に完了するとの見方に基づく。ソフトバンクの長期会社格付けのアウトルックは安定的とする。
ソフトバンクはスプリント買収の可能性が高いですが、格付会社は買収成功により負債が増加するため格付け格下げを行ったようですね。ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認されており、ソフトバンクが経営再建を早期に行い、有利子負債を減らすことができるのかが、今後の格付けのポイントになりますね。

ソフトバンクの有力グループ会社である、アリババ上場 ソフトバンク利益が数兆円が見込めますので資産余力が増しますね。ソフトバンクの格付けに対して、格付け会社は有利子負債を見るので影響は不明ですが、財務面の懸念は落ち着きそうですね。

ソフトバンク決算2013年7月第1四半期の利益が2倍を見ると、キャッシュフローは積極的な設備投資を行っていますが、利益面では好調であることが分かりますね。
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