(1)ソフトバンク社債の発行に積極的
ソフトバンクは社債の発行に積極的であることが、上記の記事から分かると思います。ソフトバンクの社債は、機関投資家向けや外貨建て、個人向け社債を発行しており積極的に資金調達していることが分かります。(2)ソフトバンクが社債で資金調達を行う理由
ソフトバンク資金調達と成長理由(7)を見ると、株式発行による資金調達は最小限度に抑えており、株主価値の希薄化を防ぐために増資よりも、負債による資金調達を重視しています。
- 株式による増資 株主価値の希薄化
- 転換社債の発行 株主価値の希薄化
- 銀行融資 資金使途に制約がある
- 社債 資金使途の自由度が高い
ソフトバンクが社債による資金調達を行う理由は、上記のことが考えられます。ソフトバンクは、株主価値の最大化と機動的な投資の両立を考えて、社債による資金調達を重視していると考えることができます。
(3)ソフトバンクの社債発行条件
ソフトバンクの社債発行条件について、三菱UFJ証券の内容を見てみましょう。ソフトバンク社債の条件について、冒頭の画像は、三菱UFJ証券のホームページから引用です。- ソフトバンク社債の発行
- 個人向け社債
- 期間 5年
- 社債金利 1.25%~2.25%
- 社債の条件 6月3日の予定
- 社債の申込期間 平成25年6月4日~6月19日まで
- 社債発行金額 4000億円
ソフトバンク41回社債金利の比較で、ソフトバンクと他社の社債を比較しました。ソフトバンクの社債はすぐに売り切れており、比較的金利が高いため今回も多くの投資家が、購入するのではないでしょうか。
(4)ソフトバンク資金調達の理由
- スプリント買収資金の追加調達
- 投資資金の確保
- 設備投資の資金手当て
- 日銀の金融緩和による将来の金利上昇リスクの軽減
- 社債償還資金の確保
日銀の金融緩和により、長期金利が上昇する可能性がありますが、ソフトバンクは金利の低い経済環境のなかで資金調達を行えば、安く借りることができます。
(5)ソフトバンクの財務状態
ソフトバンクの財務状態は、過去に倒産の可能性が示唆されていました。ソフトバンクは携帯電話事業の買収後、加入者数の増加により、資金繰りの改善と手元資金が大きく増加しています。社債の購入時に、企業が倒産することは最大のリスクの一つですが、ソフトバンクの財務体質は改善しており、デフォルトリスクは低そうですね。ソフトバンク43回社債金利 利率を発表しましたが、1.74%であり、多数の証券会社が引受会社としてあるようですね。
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