2chひろゆき ソフトバンクのイーアクセス株売却を勘違い

スポンサードリンク
2ちゃんねる元管理人のひろゆきさんが、ソフトバンクのイーアクセス株売却の勘違いをしている点を指摘したいと思います。ひろゆきさんが勘違いするということは、ソフトバンクが総務省の顔を立てたと思っている方が多いのではないでしょうか。


ソフトバンクのイーアクセス株の取得と売却

ソフトバンクのイーアクセス株売却について、2ch元管理人のひろゆきさんが、ソフトバンクが11日間で1400億円すっ飛ばした件?と題していますので見てみましょう。
ソフトバンクは今年の1月1日に「イー・アクセス」のすべての株式をおよそ2200億円で取得して子会社化しました。 
んで、1月12日に67%を、韓国のサムスン電子やスウェーデンのエリクソン、日本国内のリース会社など11社に売却することを決めたそうです。
先に結論を申し上げますと、ソフトバンクがイーアクセスの株式すべてを売却した前提で話をしているようです。しかし、ソフトバンクは、議決権のある株と議決権のない株に分けていますので違います。

イーアクセス株売却の勘違い

ソフトバンクの株式売却価格の算定

2200億円の67%ですから、1474億円の価値ですね。1474億円で売れたら、とんとんってことですが、売却額は、およそ十数億円程度だそうです。 
1474億円のモノを10億円ちょっとで売っちゃったわけですから、1400億円以上の金額は丸損ですよね。。
ソフトバンクのイーアクセス株売却が、ひろゆきさんの指摘の通りであるならば、確かに大損になります。これだと、株主から、ソフトバンクは批判にさらされる可能性がありますね。

ソフトバンクの株式売却による損失パターンの想定

ということで、元々2200億円の価値のないものを高値で買ったので、イーアクセスの元の株主にぼったくられたパターンか、今回の売却先に本来2200億円の価値の会社の株を安値で売って利益供与をしたパターンの、どっちなんだろうなぁ、、、と、、
ひろゆきさんは、ソフトバンクがイーアクセス株の67%を売却したと想定しています。ソフトバンクが仮に、そういった売却方法をとると、確かにひろゆきさんの指摘通りですが、実際は違います。

ソフトバンクは議決権のある株式のみを売却

ソフトバンクはイーアクセス株売却はサムスンなどに売却することみついてまとめましたが、その内容について見てみましょう。
ソフトバンクのイー・アクセスへの議決権株ベースの出資比率は3分の1未満の約33%に下がる。筆頭株主にはとどまるが、重要事項の決定に対する拒否権を失う。 (日経新聞) 
ただ、イー社の全ての株式のうち、議決権付きの株式はわずか。ソフトバンクが議決権付きの株式を売却しても、同社のイー社に対する出資比率は99%を超える見通しという。(朝日新聞)

ひろゆきさんの勘違いしているのは、売却する議決権付の株が1%に満たない程度ということを考えていない点です。

株式売却価格は妥当かどうか

ソフトバンクの売却株数を1%と仮定して、ひろゆきさんの考える取得価格2200億円で考えて見ましょう。ここでは、議決権の価格は無視するものとします。
  • 2200億円で全株式を取得
  • 議決権のある株式1%程度を数十億円で売却
  • ソフトバンクは残りの99%以上を保有継続
株式の想定価格を単純に割り算をすると、1%の株式売却価格が22億円を超えると妥当な価格になります。もちろん、議決権の価格を無視していますし、1%未満の売却ですので単純に計算はできません。

しかし、ひろゆきさんが懸念するような金額にはならない事が分かります。

2ちゃんねる元管理人のひろゆきさんが、ソフトバンクのイーアクセス株売却の勘違いをしています。ただし、同じような勘違いをしている人もいることが想定されるため、ソフトバンクが総務省の顔を大きく立てた印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
スポンサードリンク

関連記事・:


0 件のコメント:

コメントを投稿

最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。