ソフトバンク全額、ドル買いの為替予約
ソフトバンク為替レート円安の影響は、スプリント買収資金の全額を為替予約により、リスクを限定したことが報じられていました。ソフトバンクの為替予約(ドル買い)のレートを、管理人は把握していませんでしたが、2013年2月27日のブルームバーグが報じています。ソフトバンクのスプリント買収発表
総額201億ドルに上る買収合意は円相場が1ドル=78円台だった昨年10月半ばに発表。ソフトバンクのスプリント買収は、2012年10月末に報じられており、衆議院選挙前で為替レートは円高の是正が全く進んでいない状況でした。
ソフトバンクがスプリント買収資金の、為替予約を行ったことで一時円高に影響を与えたのではないかと言われていましたが、この頃には為替予約が終わっていたのかもしれないですね。
1ドル10円の節約効果で2000億円の買収資金の節約
安倍晋三政権発足後の円安でドルが90円を超える水準に上昇していた1月末の決算発表で孫氏は、買収資金は同82円20銭でヘッジしていたため、2000億円近くを節約できると語った。ソフトバンクの孫正義社長は、ドル買いの為替レートについて言及していたようですので、簡単に計算したいと思います。
- スプリント買収資金約200億ドル
- 買収資金を1ドル82円20銭で為替予約
- 為替レート1ドル92円と仮定
ソフトバンクは円相場の円安を予期
その際に孫氏は、円相場が変動するかもしれないと予期していたと述べた。ヘッジをかけた時期は明らかにしなかった。ソフトバンクは円相場の変動を予期した行動をとっており、ドル資金を必要とする大手輸入企業は、為替相場変動の言い訳ができないと言えます。
ソフトバンクが、為替ヘッジを行った時期を明らかにしなかったのは、約200億ドルと為替市場に大きな影響を与える可能性があるため、言及を避けたのではないでしょうか。
ソフトバンクのスプリント買収は、アメリカの政治問題があるため成功するのかは不透明な状況が続いています。ソフトバンクはその間に、大型の社債発行により手元資金を確保しており、ドコモ海外投資の失敗との違いを示せるのか注目が集まりそうですね。 スポンサードリンク
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