ソフトバンクLTEエリア拡大

ソフトバンクがLTEのエリア拡大を発表しました。ソフトバンクのLTEは、auやドコモと比較すると最も早いという調査結果がありますが、興味のある携帯電話会社で3位という調査結果もあります。ソフトバンクは、LTEエリア拡大を行っていますが、顧客獲得競争によい影響を与えそうですね。

(1)携帯電話会社のスマホランキングと通信環境の重視

ソフトバンクはスマホランキングで3位となっていますが、携帯電話市場シェアを考えると34.1%の人が関心があるという結果は検討していると言えるかもしれないですね。

月々の利用料金、料金プランが魅力的なこと
繁華街、地下鉄、電車内でつながりやすいこと
通信エリアが広いこと
通信速度が速い、インターネットが快適なこと

ソフトバンクはLTEのエリア拡大を発表しましたが、携帯電話契約者が通信品質を重視していることを考えると、よい影響がありそうですね。

(2)イー・アクセスのＬＴＥの電波を活用

ソフトバンクはiPhone5LTEエリア拡大を申請していましたが、ソフトバンクLTEエリア拡大について、2013年3月21日のNHKが報じているので見てみましょう。

発表によりますと、ソフトバンクは、ことし1月に買収した携帯電話会社イー・アクセスのＬＴＥの電波を21日からソフトバンクの契約者も使えるようにしたということです。

ソフトバンクは、買収したイー・アクセスの電波活用を発表しており、買収の投資効果は大きく資金投入からすぐに生かせそうですね。

ソフトバンクは、イー・アクセス買収をauと争奪戦を行っていましたが、孫正義社長の決断が早かったことでauの提示価格よりも安く購入することに成功しています。

(3)ソフトバンクLTEエリア拡大の対象

対象は、アップルのスマートフォンiPhone5などで、ソフトバンクは東京の都心から順次、全国の主要都市に広げるとしています。

ソフトバンクはLTEのエリア拡大を発表していますが、auもLTEエリア拡大を発表しておりiPhone5を販売する事業者として、通信品質の比較が行われそうですね。

(4)パケ詰まりと携帯電話の通信環境改善

スマートフォンの急速な普及で、電波がつながっていてもインターネットの通信が極端に遅くなる「パケ詰まり」と呼ばれる現象も相次ぎ、携帯電話各社は通信環境の改善が大きな課題になっています。

携帯電話会社で、au iPhone5パケ詰まりとイー・アクセス買収失敗の可能性があるのではないかと、管理人は考えています。ソフトバンクは、イー・アクセス買収により手に入れた、アンテナ設置場所やプラチナバンドの電波などを生かすことができれば、通信環境を売りにできるかもしれないですね。

(5)ソフトバンクと競合他社の競争と都市部の電波改善

ソフトバンクの孫正義社長は21日の会見で「都市部での通信の混雑解消に役立て新規の顧客獲得にもつなげたい」と述べ、今後、各社の間でスマートフォンの利便性を巡る競争はさらに激しくなりそうです。

ソフトバンクの孫正義社長は、都市部での通信環境に言及していますが、ドコモLTEが遅いことが報じられています。

ドコモは国内最大の携帯電話事業者であるため、都市部などの人口密集地では基地局に負荷がかかりやすいため、電波速度が遅くなったことが考えられます。

ソフトバンクはLTEエリア拡大を発表しましたが、イー・アクセス買収は高値であったという指摘もあり、通信環境の改善や業績の向上で還元することができるのか注目ですね。

スポンサードリンク