(1)スプリント買収とライバル企業
前回、孫正義社長がジョブズの永眠をきっかけに、スプリント買収に突き進んだ可能性について見ていきました。ソフトバンクがスプリント買収に動いていたころ、KDDIがイーアクセス買収に動いていました。さらに、イーアクセス買収に楽天も動いていたことを2012年11月6日の日経新聞が報じています。
(2)KDDIと楽天がライバル
ソフトバンクの孫正義(55)、KDDIの田中孝司(55)、楽天の三木谷浩史(47)。日本の情報通信業界を代表する3社長が国内携帯電話4位イー・アクセスの争奪戦を繰り広げた。最後に笑ったのは誰か。イーアクセス買収に名乗りをあげた会社と社長をまとめると、以下のようになります。
- ソフトバンク 孫正義(55)
- KDDI 田中孝司(55)
- 楽天 三木谷浩史(47)
(3)孫正義社長イーアクセス買収のライバルを知る
9月18日夜、米スプリント・ネクステルとの買収交渉から帰国した孫に衝撃の一報が入った。「KDDIと楽天がイー・アクセス買収に動いている」ソフトバンクはスプリントを買収するための資金を借入で賄いますが、返済の為に日本国内の通信事業の収益は不可欠です。
ソフトバンクが、イーアクセスの買収か提携を前提に、日本市場の電波確保を見ていたのであれば、スプリント買収計画も変更を余儀なくされる可能性があります。
(4)イーアクセスと楽天の会見
19日午後、イー・アクセス会長の千本倖生(70)と三木谷は都内で記者会見に臨んでいた。高速データ通信を手掛ける共同出資会社の設立。「力を合わせて大きなサービスにしたい」。熱く語る三木谷に対し、千本は言葉少なだった。孫正義社長が、9月18日夜にKDDIと楽天が買収した事を知っています。9月19日午後に、楽天とイーアクセスの記者会見を行っていますので、記者会見直前まで知らなかった事になります。
(5)ソフトバンク デザリングを発表
「テザリングやります」。孫はあえて同時刻に 開いた緊急記者会見で宣言した。
米アップルの「iPhone(アイフォーン)5」を中継して他の情報機器をインターネットにつなぐ機能だ。当初、電波不足を理由に導入を見送ったが、KDDIへの顧客流出で前言を撤回した。「後出しジャンケンです」。しかし、不足する電波をどうするか、説明はなかった。ソフトバンク ヤフーにイーアクセス売却理由をまとめましたが、ソフトバンクの最大の目的は、プラチナバンドの獲得が理由でした。ソフトバンクは、イーアクセス買収の目的を達成しましたので、ヤフーに売却を決断した可能性が高いと言えそうですね。ソフトバンクはデザリングをやると発表しましたが、簡単に見てみましょう。
(6)iPhone5デザリングが基地局に負荷をかける理由
- PCなど→iPhone5→ソフトバンク基地局→iPhone5→PCなど
- PCなど→モデム→PCなど
- iPhone5は通信が早い事が売り
- 端末1台あたりの
- iPhone5のデザリングを行うと、ソフトバンクの通信容量を圧迫する可能性がある
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