iPhone発表イベントで、孫正義社長とKDDI社長が同席
スプリント買収に向けて、ソフトバンク孫正義社長の行動が報じられていました。スプリント買収などのために渡米後にKDDI田中社長とのやりとりと、孫正義社長とスプリント社長の関係について、日本経済新聞2012年11月5日が報じています。9月12日。米サンフランシスコで開かれた米アップルの新型スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」の発表イベント。ソフトバンク社長の孫正義(55)とKDDI社長の田中孝司(55)は隣り合わせに座った。「一緒にNTTドコモと戦いましょう」。2人はにこやかに握手を交わした。それぞれの思惑を秘めて……。iPhone5の発表イベントで、ソフトバンクとKDDIの社長が同席していたようです。KDDIはauからiPhone5を販売していますので、その発表を兼ねていたのでしょう。
NTTドコモと戦うという表現から、ソフトバンクとKDDIにとってNTTドコモの存在感が分かりますね。
ソフトバンクとKDDIの、イーアクセス買収争奪
「ソフトバンクとも戦争や」。
イベント終了後、田中は本社に電話しソフトバンクからiPhone顧客の奪取をまくし立てた。田中にはもう一つ隠し玉があった。後にソフトバンクに逆転される国内4位イー・アクセスの買収。まだライバルの動きを察知していない孫は静かに姿を消した。KDDIはソフトバンクに対抗するために、イーアクセスを買収する構想が、この時あったようですね。
ソフトバンクは、イーアクセス買収後にイーアクセス株売却を決断しています。ソフトバンクの行動について報道が分かりにくいのですが、議決権のある株式と議決権のない株式に分割後、議決権のある株式のみの売却を発表しています。
ソフトバンクが電波を押さえる為に買収していると批判を浴びましたが、KDDIもイーアクセスの買収を検討していたと言う事は、あまり変わらないのかもしれないですね。
孫正義 スプリント本社に向かう
翌日、孫の姿は米カンザス州オーバーランドパークにあった。名物の巨大ステーキをたいらげて向かった先は田園風景の中にある大学のような建物。米携帯電話3位、スプリント・ネクステルの本社だ。ソフトバンクの孫正義社長は、すぐにスプリントネクステルの本社に向かったようです。スプリントのような大企業の本社は、田園風景となっていますが田舎にあるのでしょう。日本のように、東京に大企業本社が集中していないアメリカらしい一幕ですね。
ソフトバンクは6月からスプリント買収を検討
2メートル近い長身を折り曲げて出迎えた最高経営責任者(CEO)のダン・ヘッセ(58)と大詰めの交渉が始まった。「コロンブス・プロジェクト」。
6月、東京・汐留のソフトバンク本社で秘密裏に始まったスプリント買収の暗号名だ。将来の成功を夢見て16歳で単身渡米した孫が米国で大勝負に出る。その思いを新大陸を発見した冒険家の名に込めた。スプリント社長の長身は、冒頭の画像を見ると分かると思います。ソフトバンクがスプリント買収を検討し始めたのは、2012年の6月となっていますね。スプリント再建の方法とソフトバンクiPhone(2)に続く。 スポンサードリンク
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