スプリントのクリアワイヤの買収と株価への影響
ソフトバンクの買収報道が、ユーロに影響を与えた可能性について、2013年1月7日のウォール・ストリート・ジャーナルが報道しています。
ユーロは、ドルと円に対し下落している。(WSJ)
ソフトバンクによる米携帯電話大手スプリント・ネクステル買収とは別に、スプリント・ネクステルによる米高速無線通信大手クリアワイアの買収に対し、クリアワイアの大株主が差し止めを求めているとの報道を受け、日経平均株価が下落していることを受けている。(WSJ)ソフトバンクのスプリント買収に関する報道が、ユーロに影響を与えた可能性について報道されていますが、以下のような説明のようです。
株価とユーロの下落
- ソフトバンクがスプリント買収
- スプリントがネクステル買収を計画するも大株主が差し止めを求める
- 日経平均株価が下落
- ユーロが下落
ユーロ相場で持ち高調整
ソフトバンクはスプリント株の70%取得を決めている。「この報道を受け、一部で持ち高調整があった」と国内の大手信託銀行のシニアディーラーは言う。(WSJ)ソフトバンクのスプリント買収差し止めで、持ち高調整があったことが示唆されていますが、これはユーロ相場を指しているものと思います。ソフトバンク株式を指しているのかもしれませんが、何れにしても買収差し止めの報道が相場に影響を与えている事が分かります。
ユーロ安へはファンドが売却か
ただ、こうした動きは「限定的だった可能性が高い」という。また、「一部のモデル・ファンドがユーロを売っている」という。(WSJ)ソフトバンクのスプリント買収と、その関連報道が為替相場に影響を与えた可能性が示唆されていますが、ファンドのユーロ売却も有力な要因のようです。
ソフトバンクがスプリント買収した理由を、孫正義社長が語っていますが、ソフトバンクの海外事業展開が加速する事を示唆しています。
為替市場は世界のニュースに敏感に反応する事を示唆すると同時に、ソフトバンクがより一層注目を集めることになるのではないでしょうか。ソフトバンクはスプリント買収為替ヘッジを行い円安で2000億円節約と同等の効果が現時点であるようですね。 スポンサードリンク
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